松本市 安曇地区 乗鞍高原スノーシュー いがや〜一の瀬周回コース 3.5km
●いがやレクレーションランド■冬期閉鎖食堂 ●湯けむり館●白骨温泉 |
2004年2月3日 八子ヶ峰の雪上つぼ足ハイキングから一ヶ月。スキーで満足、スノーシューで行動範囲を広げて大大満足の茅野市ミセス・ハイジさん。スノーシューに病みつき、自ら普及委員に就任した、原村よっちゃん&マーガレットさんの強力でしつこい洗脳工作により、この冬、かつとんは新たな領域(大げさだ)に踏み込むことになってしまったのである。 数ある候補地の中から乗鞍高原は、年寄り夫婦のスノーシューデビュー地としては最良の場所かなと思われた。なにより今まで入ったことのなかった国道158号線の先へ、行ってみたいなの好奇心が決断の要因となった。ただ今回、ちょっと気乗りしないと駄々をこねる女房、なんとか単独の寂しい旅だけは避けたい、かつとんは執拗な口説きを繰り出し、まずは誘い出すことに成功した。 長く続いていた好天も途切れ、前日、気圧の谷の通過による雨、その影響から山沿い地方の雪予報もあったが、僅かな青空を期待して松本ICを降りた。 乗鞍岳や上高地、北アルプスの玄関口に通じる国道158号線が、信州にいながらにして初めてのかつとん、広大な松本平を西に進む道行きに、いつの間にやらフロントガラスを濡らし始めた雨も気にならず、いつもの山行きに増して胸の高鳴りが大きくなるのであった。 新島々駅を過ぎ、梓川に沿う狭い道は、小さなトンネルをいくつか潜りながら進んでいく。10台程連なっていた車列は前川渡の信号●●●で二手に分かれた。大半の車が上高地方面に向かって行った。 |
スキー場上 駐車場 |
スキーツアーコースへ |
いがやスキー場、上の駐車場には一番乗りであった。広い駐車場はがら〜んとしていた。スキー離れを聞いて久しいが、平日はこんなものなのだろうか。レンタルを兼ねる総合案内所のオープンが8時30分からなので身支度を整えてから車の中で朝食をとった。いつの間にやら厚く覆っていた雲は流れ、最高峰の剣が峰から連なる朝日岳、魔利支天岳、富士見岳の姿が現れていた。 |
誰もいない静かなコースを |
親切なお兄ちゃん、スノーシューの扱い方を丁寧に教えてくれた。渡された歩くスキーコースガイドをポケットに、昼には戻る予定のザックには行動食だけ入れてスタートだ。冬期閉鎖中の林道はスキーツアーコースとなっていた。僅かな勾配があるだけの緩やかな登りだが、ほんの5分ほどの歩きで体がポカポカしてきた。柔らかく陽も差し始め、白樺の林と一面銀世界の歩きは、なんとも気持ち良い二人だけの世界であった。 |
サイクリング道路へ |
一の瀬園地入り口 |
凡そ40分程の歩きで鈴蘭方面と一の瀬園地への分岐に着いた。林道と分かれサイクリング道路へと左折した。上空の青空、出発時には小さかった面積も広くなり差し込む日差しも濃くなっていた。そしてあちこちに葉の落ちた白樺、ミズナラの枝にはヤドリギが幾つも寄生し、冬色した丸い玉は遠くからもよく目立った。 |
モデルは・・かつとん |
ウサギ?の足跡を追って |
スノーシューの歩きに慣れてきた女房、本来の目的である未踏の雪原に踏み込み始めた。まっさらな雪の原に自分の足跡がついていくのが嬉しいようである。そして見つけた小動物の足跡を辿って、ご機嫌のときにでる鼻歌を歌いながらどこまでも歩いていった。 |
足跡はどこまで続くのか |
一の瀬川 |
だれとも会わなかった道中であったが、冬期閉鎖中の「ネイチャープラザ 一の瀬」の先に広がる平原では、2匹の犬を連れた5人程の姿が見えた。一の瀬川に架かる橋を渡り、ほんのひと上りで、やはり閉鎖中の「座望庵」まであがってみた。ひっそりとした陽だまりでは男性が一人、日向ぼっこを楽しむかのように、見えない乗鞍岳にむかって休憩していた。静粛なときを壊してはいけない気がして、軽く会釈のあと、その場を離れた。 |
冬期閉鎖中の座望庵 |
まっさらの雪原 |
復路は小さく流れる一の瀬川沿いの、夏期サイクリングロードを下ることにした。時々、道を離れて踏み跡のない雪原の感触を味わいながらの下りだ。こちらのコースは大きなカラマツ林が続く道である。葉の落ちたこの時期は寒々としていたが、芽吹きの時期、黄葉の時は見事だろうなと思った。 |
復路・雲が切れ乗鞍岳が |
帰り道、何気なく振り返った先には、朝着いたとき以来隠れていた乗鞍の山並がぼんやりと見えてきた。諦めていた稜線を再び見ることができたが、その間、ほんの5分ほどの短い時間であった。それは今日はこれで終わりだよというように、サービスでちょっとだけ姿を現してから厚い雪雲が覆い隠したようであった。 |
レンタルスノーシュー |
湯けむり館 |
少しずつ女房のペースが落ちはじめた。どうやら足の付け根が痛くなってきたようである。また新たな筋肉がフル回転したからであろうか。時間はたっぷりあったので急ぐ必要もなく最後まで頑張り歩き通した。 駐車場に戻って程なく細かな雪が舞い始めた。初体験のスノーシューは凡そ3時間、新たな楽しみと発見の体験となりました。天候の安定したとき、雪原の中に自分だけの足跡をつける快感は、なんとも表現できない楽しいものでした。 昼食の後、折角来たからと通年通行可能の白骨温泉までドライブしてくることにした。冬期無料開放の林道は蛭窪トンネルを越えると圧雪で凍結の雪道となった。急峻な山肌にも厚く積もった雪に慎重運転となった。やがて、くねくねと曲がり着いた山間のいで湯は、落ち着いた雰囲気で古い歴史を感じる集落であった。 |
***** 2005年のスノーシューページ ***** |
2004年2月3日 撮影 |
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