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松本市 安曇地区 乗鞍高原トレッキング 一の瀬園地周回コース ＆二つの滝
●国民休暇村●ネイチャープラザ一の瀬 ●善五郎の滝 ●湯けむり館 |  |
 牛留池からの乗鞍岳 |
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２００４年６月１４日 久しぶりの快晴予報に今年の２月、初スノーシューに訪れて以来二回目の乗鞍高原となりました。前日に訪れた茅野市「ミセスハイジさん」の速報を拝見し、急遽行きたくなってしまったのです。乗鞍高原は四季折々の良さがあるといわれますが、今回は初夏の清々しい高原を満喫してくることができました。 |
 国民休暇村 |
 牛留池への順路 |
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今回のスタート地点は国民休暇村の横からです。いきなりの湿地帯には木橋で整備された順路があり、ほんのひと歩きで牛留池に着きます。六畳間ほどの展望桟敷に上がると、残雪僅かな乗鞍岳がくっきり見え、鏡のような湖面の周りには、花の終わった「ミツガシワ」がびっしりと覆っていました。 口笛の径といわれる緩やかな散策路は、笹の葉と白樺、ナラの木の明るい道が続きます。そして道の両側にはササバギンラン、マイズルソウの白と、ピンクのベニバナイチヤクソウが可憐に咲いていました。また程よい位置にはベンチや東屋もあり、ちょっと一休みもできるようになっていました。 |
 カケス |
 あざみ池 |
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牛留池から２０分ほど、目の前が開けて「あざみ池」に着いた。周囲凡そ１３０ｍといわれる「あざみ池」も、ぐるり周回できるようになっていて、このあざみ池も静かで、なかなかの雰囲気であった。 池のなかほどにあるミツガシワへ向かってマガモが一羽滑空してきた。続いて対岸から私たち目の前にカケスも飛んできた。鶯がさえずり、自然一杯の環境は、ここで生きる動植物にとって、いつまでも変わらない楽園のままであってほしいと願わずにはいられなかった。 |
 日本一平のレンゲツツジ |
 一の瀬川＆日本一平 |
 レンゲツツジ |
 黄色いツツジ |
 一の瀬橋横で小休止 |
一の瀬川に沿う広場にでた。小さなせせらぎを隔てた日本一平は、コブシや白樺の間に咲く、鮮やかなレンゲツツジが一際目立った。ここまで来ると写真撮影のカメラマンや家族連れも多く、爽やかな風に吹かれながら散策を楽しんでいた。私たちも遊歩道に沿い平原の先まで歩いてきた。 |
 ベニバナイチヤクソウ |
 ヤチダモ |
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前回訪れた時は冬期閉鎖中だった「ネイチャープラザ 一の瀬」も賑わいを見せていた。美味しいバニラソフトで小休止のあと、善五郎の滝を目指すことにした。白樺の小径と命名されたこの道は、名前通りの白樺とミズナラの林が緩やかに続いていた。 凡そ１時間、分岐標柱を右に折れ１００ｍほど入ったところにある滝見台から眺めた後、分岐まで戻り善五郎の滝へ下りていった。巾約１０ｍ、落差３０ｍの滝は水量も多く豪快で、相当距離も離れていたが細かな水飛沫がいっぱい飛んできた。 |
 澄み切った小大野川 |
 善五郎の滝 |
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一旦、出発点の国民休暇村へ戻るべく、ふたりの小径を登っていくことにした。あとになり先になりしていた女房、腹がペコペコだと言うので休憩ベンチを借りてお昼とした。初老の男性（人のことは言えない）笑いながら追い越していった。 休暇村に戻るころ、あれほど晴れていた天候だったが、厚い雲が太陽を隠し、くっきり見えていた乗鞍の山々も暗くなってきていた。三本滝へは、一の瀬牧場を見てから、乗鞍エコーラインの一般車終点となる三本滝まで車を使って移動することにした。 |
 乗鞍一の瀬牧場 |
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三本滝に続く道は、小大野川に近づくにつれダケカンバやシラビソ、カツラなど原生林が多くなってきた。それぞれの木には親切に名札が付けられていた。大きな岩を回り込んだところには、県の名勝に指定されているといわれる特徴のある三本の滝があった。 支流となる黒い沢の滝は、はるか上のほうから段々に幅広くなり、滝つぼ近くでは一杯に広がり落ちていた。一番水量があるのは真ん中にある滝で、真下に落ちるその迫力はもの凄かった。石仏が祀られていたという大岩の上部にはコイワカガミの群落が見えた。 |
 コイワカガミ |
 三本滝 |
| 帰途につく前、前回も入浴した温泉「湯けむり館」に寄ることにした。かけ流しの硫黄泉にのんびり浸かり、心地よい湯温に疲れを癒すことができた。露天風呂では落日を前にして、再び青空が広がり始めた乗鞍高原の空を飽きずに眺めつづけた。 |
＊＊＊＊＊ ２００５年スノーシューページ ＊＊＊＊＊ |
２００４年６月１４日 撮影 |
