中部山岳国立公園
槍 ヶ 岳 登 山
槍ヶ岳 3.180m・大喰岳 3.101m・南岳 3.033m
2008年7月28日〜31日 (2日目)
槍沢ロッジ発5:45→槍沢キャンプ地6:30→7:10大曲7:17→8:55天狗原方面分岐9:10→ヒュッテ大槍分岐(昼食)11:30→12:10殺生ヒュッテ分岐12:20→14:10槍岳山荘(泊)

槍沢ロッジ 天狗原分岐 槍岳山荘 南岳小屋
地図はイメージです







2008年7月29日
昨夜は8人のところ6人と肩が触れあうこともなくゆったり。またかかりつけ医に処方してもらった睡眠導入剤のおかげで、二人ともぐっすり休むことができた。5時からの朝食を済ませ、いよいよ槍ヶ岳に向けて出発。女房の靴擦れも大事にならなくて一安心だった。




カラマツソウ

槍沢キャンプ地

クルマユリ



ババ平にあるキャンプ地で小休止のあと、雪が消え夏道となった左岸を登る。水俣乗越への分岐、大曲に近づくにつれ、花の種類も多くなり写真撮影で立ち止まることが多くなった。その大曲から更に15分ほど、目の前がパッと開き、残雪の白と明日歩く中岳、大喰岳の稜線がみえてきたので嬉しくなった。




タカネスミレ

サンカヨウ


キヌガサソウ

シナノキンバイ



最終日、下山に使う予定の天狗原コースとの分岐でも一休み。どうやらここから見える範囲で二つの雪渓を渡るらしい。その雪渓を二人の登山者が渡り切るのが小さく見えた。それから間もなく、音がするので目をやると岩礫の大斜面を大小5つほどの石が大きく跳ねながら落ちていった。

巻き込まれた人はいなかったのでホッとしたが、落石を目撃したのはこれで二回目。焼岳から上高地に下るルートで自分の後方100mくらいで体験して以来。絶えず気を配り注意すること、自然の怖さをあらためて感じた瞬間だった。



ヒュッテ大槍分岐手前の雪渓

山荘を目指し雪渓登り




チングルマ

播隆の岩屋

まだまだゴールは遥か先



天狗原分岐から凡そ一時間半、森林限界を超え背の低いハイマツ帯となった。目の前には最初の雪渓が現れた。ステップがしっかり切ってありアイゼンの必要はなかったが、傾斜がきついので一歩一歩慎重な横断となった。





百 花 繚 乱




クロユリ

イワベンケイ

ハクサンイチゲ



天を突くような槍の穂先と肩に位置する槍岳山荘が見えてからが長くてつらい。途中、ヒュッテ大槍や殺生ヒュッテの分岐になるたびに宿泊を変更しようかと何度も気持ちが揺れた。3000m峰は、それほど最後のあと僅かがきついと感じる。




もうひと頑張り

槍岳山荘についた

正面は常念岳&蝶ヶ岳

登ってきたルートを見ながら




極楽 極楽

槍岳山荘の夕食



宿泊手続きを済ませ、ライブカメラでよく見るテラスでくつろぐ。次々と岩場に取り付く登山者の列を見ていたら、ついにここまで来たんだと感慨深いものがわいてきた。穂先への登頂と山頂からの展望は明日にと決めると気が楽に。女房のホットミルクとささやかに祝った。



2008年7月29日



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