駒ヶ根市&伊那市長谷
戸 倉 山 登 山
(とくらやま)(1.681m)

自宅発9:00→上の森登山口9:45→キャンプ場からの分岐11:00→東屋11:40→山頂12:15・昼食・避難小屋発13:30→上の森登山口着15:00→こまくさの湯着15:45・こまくさの湯発16:45→自宅着17:00

落合バス停 下田バス停 キャンプ場 上の森登山口 東屋
コースはイメージ図



2002年10月8日
戸倉山は駒ヶ根市の東方に位置し山頂は長谷村と境界を分けている。天気の良いときには展望も良いので、身近な里山として人気があります。
登山コースはいろいろあるようですが、私たちは駒ヶ根から中沢地籍を通り、分杭峠へ通じる県道49号線から入っていくことにした。新宮川に沿って登っていくと信州駒ヶ根CCへの大きな看板がある落合バス停 ●印 前の橋を女沢(おなさわ)峠に向け左折した。1.2kmほど進んでいくと下田バス停についた。●印
右手の細い道を登っていくと戸倉山キャンプ場●印への分岐にでるが左折せず、そのまま点在する民家沿いの狭い道を登りきると上の森登山口に着いた。●印
舗装された道を左手に少し下ると広い運動場があったので邪魔にならないように隅に駐車させていただいた。

案内標識に沿って左手の林道を上がっていくが道は狭いので車の乗り入れは薦められない。登り始めてすぐに二股の分岐があったが標識がないのでちょっと迷った。多分こちらだろうと見当をつけ左手に入っていった。膝ほどの草が生えていたのでこれが登山道かなと一瞬疑ってしまった。一合目の標識がでていた。どうやらこの道で間違いないようだ。少しずつ道も狭くなり間のなく林道も終わった。細い登山道に入るといきなりきつい登りとなったが道ははっきりし歩きやすくなった。




登山道脇の野菊

檜と雑木の登山道



きちっと間伐され手入れの行き届いたヒノキ林を過ぎると小さなジグザグの急登になった。汗が浮かんできたが確実に高度は上がってきている。やがてなだらかで湧き水が流れる御湯立場跡についた。空模様が怪しくなってきたと思ったらポツポツと雨が降ってきた。雨具をつけるほどでもないので折りたたみ傘で間に合わせることにした。少し傾斜が緩くなり登っていくとキャンプ場からの登山道と合流した。
6合目の標識を過ぎてまもなく正面に木のベンチが見えてきた。手作りで大きなベンチが三つもあって一度に大勢の人たちが休憩できそうだ。腰掛けた正面は樹木もなく開かれていて、天候に恵まれれば素晴らしい眺めができるのではと思った。




木の休憩ベンチ

あずまや



一休みの後、比較的平坦な稜線を登っていくと滝に通じる沢コースへの標識があった。急峻なコースのようで登山道が整備されるまで十分注意するようにと案内板に書かれていた。さらに「サルの松」と名の付く大木の脇を通ると右手に大岩があり「天狗伝説の岩」と命名されていた。岩の後ろでは一人の登山者が休憩していた。(●印は滝の場所)

雨足が強くなってきた。少し登ると東屋の屋根が見えたので急いで屋根下に駆け込んだ。●印 東屋の屋根裏には何故か大鍋がいくつも吊るされていた。すぐ横には豊富な水場と平坦な場所があったので地域の皆さんの憩いの拠点として使われているのだなと思った。防寒も兼ね雨具をつけた。頂上へはもうひと頑張りだ。





山頂からの展望・駒ケ根CC方面



低く垂れ込めた雨雲のため西峰からアルプスを眺めることはできなかった。周辺の木々は色づき始め、あと半月もすれば落葉前の最高の美しさになるだろうなと思った。山頂にはカラマツ、立派なブナの樹があり、山ツツジの周りに庚申搭など幾つも石碑が並んでいた。備え付けの箱の中には登頂記念?の記帳ノートも備えてあった。

ほんの30mほど下った先に小さな避難小屋があった。小降りになったとはいえ雨が降っていたので利用させてもらおうと下っていった。外までいい匂いがしてきた。どうやら先客が居るようだ。戸を開けると中年男女三人組が食事中だった。挨拶をして入っていくと私たちのために席を空けてくれた。いい匂いの正体がわかった。豪勢に焼肉をしていた。職場の同僚同士の登山とのことだった。偶然にも一人の女性が私の親戚にあたる人だった。
携帯ガスストーブが三つも一斉に点くと四畳半ほどの部屋が暖かくなってきた。悪天候のときは大変ありがたい小屋だと思った。いい匂いだけ嗅ぎながら、いなり寿司と鍋焼きうどんの昼食をすませた。冷たかった体が温まってきて和気藹々と山の話題が続いた。

ゆっくり過ごさせていただいたが挨拶をして一足先に下山することにした。ほとんど雨は上がっていたが気温も下がってきていたので再びレインウェアを着けた。当初は沢コースへ回ることも考えたが、下山後の予定もあったのでひたすら来た道を下った。時間はまだ早いのに雑木林の登山道は薄暗くなり始めていた。




山頂にて

避難小屋



2002年10月8日 撮影

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