(たかずやさん)高烏谷山登山
(1.331m)

自宅発9:30→林道駐車場10:00→つが平11:45→高烏谷山着12:15→・昼食・高烏谷山発13:30→林道駐車場着15:15→高遠さくらの湯着15:45・さくらの湯発16:45→自宅着17:30

高烏谷鉱泉 草地駐車 登山道分岐 つが平
コースはイメージ図



2002年9月15日
高烏谷山は我が家からも望むことができ、山頂近くまで舗装されたスカイラインもあって、地元では親しまれている身近な山だ。歩いて登るコースとしては高烏谷神社本宮のある駒ヶ根市東伊那側と伊那市南福地からのルートが知られている。前夜に雨があってどんよりとした天気だったが今日一日はもちそうなので急遽行ってくることにした。

日帰りのハイキングということでリュックの中には雨具とお楽しみの昼食材料を入れ車に乗った。県道18号から少し入ったところにある高烏谷鉱泉を左手に見て舗装の林道を登っていくとやがて枝林道との分岐に出た。案内板に沿って右折すると林道沿いの下草を刈っている人たちが休憩していた。窓を開け登山コースを聞くと、この先で舗装が切れるが車を置くことができると教えてくれた。

だんだん勾配もきつくなり小さな沢を回ると3台ほど駐車できる草地があったので乗り入れた。印 
身支度を整え歩きだすと道の両側には昨夜の雨粒を溜めた「マツヨイグサ」や紅紫色の「ツリフネソウ」が群生していた。少し先に目をやると、こぼれ日を浴びた黄色の「キツリフネ」が生き生きと咲いている。山歩きでこんな場面にでくわすと何とも爽やかな気持ちになって楽しい限りだ。更にダートの林道を上がっていくと右手に入る細い林道と山頂への近道登山口があった。 




マツヨイグサ

つが平の祠



小休止の後、少し遠回りになるが急ぐ山行きでもないので林道歩きのコースを続けることにした。高度を上げるにしたがって場所によっては道も狭く、輪だちの後も雨水によって掘られ大きな車での通行は無理かなと思われるところもあった。やがて雑木林が切れて伊那の街が見渡せる場所にでた。少し霞んではいるがすばらしい展望だ。黄金色の稲田が遥か遠くまで続いている。小さな蟻のようだが稲刈りのコンバインもよく見える。うれしい収穫の風景である。

曲がりくねった林道をのんびり歩きで1時間45分。富県(とみがた)小学校北側からのスカイラインと合流した。 
ちょっと広々していて正面には赤松に囲まれた小さな祠と木の鳥居もある。ここからの展望もまた良い。舗装されたスカイラインはこの先まで続いているが山頂へは踏み固められた登山道を行くことにした。傾斜はそれほどきつくなく落ち葉の山道は足裏にも心地よい。道の両側には岩山つつじが点在し、花の季節は見事だろうと思った。ほどなく山頂に着いた



駒ケ根方面を望む

山頂からの展望・駒ケ根方面


山頂からの展望は一級だと思う。生憎中央、南アルプスの山並みこそ雲に隠れて見えなかったが広い範囲の伊那谷が一望できる。何度見てもいい景色だ。
山頂には数本のご神木に囲まれた奥宮が祀られており、秋には氏子による例祭が行われていると聞く。また東側の少し下がったところにはトイレ、頂上横には避難小屋もあって風雨のときはありがたい存在だ。ひとしきり展望を楽しんだ後、秋の風を避けお楽しみのおべんとうを広げた。今回のメインメニューは材料持参の豚汁だ。

持参の固形燃料は年代もの(20数年前に買った)だったが風のあるときは助かる。最新のガスストーブより火力こそ劣るものの粘り強い炎は頼もしい。人の声がしてきた。二世代家族なのか四人連れが楽しげに登ってきた。あいさつを交わし眼下の景色に歓声を上げている。やはり山頂で昼食を楽しまれていくようだ。すばらしい展望のなかでの食事はひとしきり美味しい。温かな豚汁とおにぎりでお腹いっぱいになってしまった。

山頂ではゆっくり過ごすことができた。最短コースの下山も考えたが帰りも同じコースを戻ることにした。林道の途中ではエンジン音を響かせたバイクが4台、ものすごい勢いで下ってきた。悪路を楽しむライダーなのか、石ころだらけの道なので転倒しなければいいなぁとハラハラしながら見送った。
下山後、恒例の温泉は高遠温泉さくらの湯まで足を伸ばすことにした。ゆったり暖まって今日も極楽の一日を過ごすことができた。今回登った林道は山頂近くまで通じてはいるが車での登坂はお勧めできない。車の場合は高烏谷スカイラインの舗装林道を利用するほうが良い。尚、冬の積雪時の登坂は四駆かチェーン装着車以外は止めたほうが無難だ。

2002年9月15日 撮影

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