高烏谷山登山 (たかずやさん)標高1.331m
●神社鳥居 ●高烏谷神社 ●神社駐車場 ●石碑 ●分岐 ●火山バス停 |
2003年5月26日 天候に恵まれたら遠出の山行きと思っていたが生憎の曇り空である。展望は期待できそうもなかったが、ふるさとの山、高烏谷山に決めた。今回は駒ヶ根市東伊那火山地区からのルートをたどることにした。例によってコンビニでおにぎりを調達し、県道18号火山峠線を目指した。宮田から天竜川に架かる赤い橋を渡り、東伊那地区に入ると道路沿いには色とりどりの花が迎えてくれた。どんよりした天気の中、目の覚めるような真っ赤なポピーの咲く家を見つけた。ちょっと寄り道し高烏谷山を背景に撮影させていただいた。 |
駒ヶ根 東伊那地籍から望む高烏谷山 |
県道18号線沿いに建つ鳥居 ●印 を右手に入り登っていくが登山口がわからない。畑で作業していた年配のご夫婦に道を尋ねた。わざわざ耕運機を止め、小さな標識に沿い高鳥谷神社を目指すよう教えてくれた。集落が終わり進むと再び鳥居があった。 ●印 舗装が切れダートの山道に入っていくが神社はまだ先のようだ。凡そ900m位は入ったでしょうか、舗装された駐車場と本宮に続く参道前に着いた。●印 |
本宮に続く参道前 |
神楽殿と本宮 |
身支度を整えたが、どの道を進むか一瞬迷った。林道は二手に分かれ、神社への標識はあるが、登山口の案内標識がないのだ。その内標識があるだろうと右手林道を登って行くことにしたが150m程で行き止まりとなった。本宮横の駐車場だ。ここでも登山口はどこかと探した。遠くに赤いテープが巻かれた赤松の木が見えた。登山道の様相ではないが入っていった。どうも違うようだ。赤いテープは伐採木の目印だった。神社に戻り周辺を歩き見回した。どうやら本殿に向拝した右横、小さな蔵との間がそれらしい。地元の人にはわかりきった入山口かもしれないが近年の里山ブーム。遠くから訪れる人もあるだろうに、ちょっとした案内板一つあれば親切だろうにと感じた。 |
チゴユリ |
急な登山道 |
麓から山頂に向かって尾根につけられた登山道は傾斜がきつく高度を稼いでいく。新緑の木々と赤松の対比、ちょうど盛りの山ツツジが綺麗だ。足元にはかわいい稚児ユリも咲いていた。歩き始めて凡そ20分、目の前が開け伊那方面からの板取林道に出た。この林道、すぐ先で行き止まりのようだ。 小休止の後、板取山に取り付いた。入り口には期間限定で茸止め山、入山禁止の立看板があった。比較的広かった登山道から狭く更に急な山道となった。道の両側にはテープが張られ赤松林が続いていた。東伊那地籍の山はマツタケが採れることで有名だ。しばらくして自然石の上に祀られた石塔があった。●印 ひとつには消えかかった旧態文字で「覚順霊神」と読み取れた。 |
自然石の上に祀られた石塔 |
ミヤマガマズミ |
伊那市富県南福地(いなし とみがた みなみふくち)からの登山道分岐に着いた。●印 左手が明るくなり周辺は間伐された落葉松林となっていた。さらに登っていくと木々の間から伊那方面が霞んで見えた。周辺の雰囲気から山頂は間もなくとなった。またまた分岐があったが緩やかな登りの右手へと進んだ。ほんのひと登りで東屋の建つ展望地に着いた。山頂へは30mほどの場所だった。 予想通り曇り空と霞みで伊那平はボヤッとした展望だった。山頂周辺のドウダンツツジも盛りは過ぎていた。中央アルプスの山々も残念ながら見えなかった。山頂でひととき過ごした後、椅子とテーブルのある東屋へ降りた。鶯とホトトギスが鳴くだけの静かな雰囲気の中、ゆっくりの昼食となった。そして一瞬であったが雲が流れアルプスの頂を望むことができた。 |
仙丈ケ岳(左)と戸倉山 |
下山前、もう一度山頂に登った。70歳台と思われるご夫婦が軽トラックで来たといって食事中であった。お話によると近くに蕗の群生地があるとのこと。毎年楽しみに登ってくるそうだが、残念ながら今年は先を越され採られちゃったと笑っていた。 |
東屋横の見晴台 |
山頂の御神木と奥宮 |
登りはゆっくりな女房も下山は早い。来た道をどんどん下っていく。林道交差地点で小休止のほか一気に高烏谷神社本宮に戻った。それにしてもこの山の中、立派な神社である。社務所併設の神楽殿、お地蔵さんが入った建物、美味しい水場もあった。長くまっすぐに続く参道を下ったが、両側には樹齢300年は越すといわれる赤松の老大木の並木となっていた。ちなみに今回の山行きの歩数計、14.000歩余りの数値だった。 |
2003年5月26日 撮影 |
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