山梨県 芦川村・富士河口湖町 黒岳~新道峠 (くろだけ)1.793m
●林道分岐 ●どんべい峠 ●すずらん峠 ●新道峠 | ![]() |
![]() 黒岳展望台からのパノラマ風景 |
2004年11月22日 御坂山塊の主峰黒岳へは今年の3月、天下茶屋口から美しい氷雪の中を歩いて以来、二回目の山行きとなりました。今回は甲府南地籍から精進湖方面を繋ぐ主要道、国道358号線を通ってでしたが、終盤とはいえ山全体がカラフルに色付く風景を見ながら、登山口の芦川村を目指しました。 |
![]() 国道358号線 分岐 |
![]() 日向坂峠から入山 |
芦川村への分岐を左折すると、垂直に近いような急峻な崖と右下に芦川を見ながら狭い谷間を上っていく。やがて家々が点在するようになると、なぜか昔なつかしい故郷の原風景を見るような安らぎの集落が芦川村でした。
中心地を抜け水ヶ沢林道への分岐に近づくと下ってくる車と頻繁にすれ違うようになった。アプローチが手軽で写真撮影のできる、新道峠からのカメラマンのようだった。車の駐車は下山後のことも考え、日向坂峠への分岐脇で邪魔にならない路肩に停めさせていただいた。 朝日をいっぱいに浴びた釈迦ヶ岳を左手に見ながらの林道歩きも、ショートカットできる黒岳への入口がハッキリ分からず、結局は日向坂峠登山口まで行ってしまった。葉が落ちて見通しの良い雑木林の登山道は歩きやすく、しばらく黒岳の山頂を右上に見ることができる。利用する人が少ないのか会う人もなく、熊除けの澄んだ鈴音だけが響く静かな登りとなった。そして急登となったジグザクの上りも久しぶりにアキレス腱が目いっぱい伸びたが、ひと頑張りで山頂までほんの僅かなところにでた。見通しのない山頂はそこそこに、200m程離れた展望台へと急いだ。目の前に広がる、そこからの風景は見事という他はなかった。 |
![]() ポカポカ陽気の稜線歩き |
![]() 破風山から望む |
![]() オヤマボクチ |
写真撮影と展望を満喫したあとは、葉の落ちた枝間から富士山を眺めながらの稜線歩きだ。風もなく暖かな陽射しを浴びながらの歩きは楽しい限りです。途中、河口湖側から登られた地元ご夫婦4人パーティーとの立ち話、素晴らしい展望になったですねと共々喜び合った。 破風山山頂は標識がなければ、うっかり通り過ぎてしまいそうな平坦なルート上にありました。そして程なく、休憩にはもってこいの展望場所です。湖面に航跡を残して進む船を目で追いながら、目の前の秀麗富士の肩口に、まとわりつく様に湧いては消える、小さな雲を見ながらの、のんびり昼食となりました。 |
![]() 絶景を見ながら昼食 |
![]() バラの実と節刀ヶ岳への稜線 |
![]() 遠くには南アルプスの山並みも |
![]() 水ヶ沢林道終点 |
![]() 凡そ4kmの林道歩き |
新道峠に近づくにつれ、富士山撮影のポイントと思われる場所には、午後の光線を待つカメラマンが何人も待機していた。この水ヶ沢林道の終点は新道峠へ5分ほどで登れる場所にあり狭いながらも5~6台が駐車ができる。また少し下れば3~4台は停めることができる路肩が何箇所かあった。 全面舗装された水ヶ沢林道の歩きだが、30分程で車の場所まで戻ることができた。天候に恵まれた今回の山旅は、比較的短い時間の登りで絶景場所に立つことができることと、危険な箇所もなく静かな周回歩きを楽しむことができる、お奨めコースと思った。 |
2004年11月22日 撮影 |
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