北アルプス・長野県 涸沢カール(秋) (屏風の耳)2.565m (1日目)
●河童橋 ●明神 ●横尾 ●本谷橋 ■ 涸沢小屋●涸沢ヒュッテ |
燃えるようなナナカマド(涸沢カール手前にて) |
2006年10月15日 数ある紅葉のビューポイントの中でも、北アルプス涸沢はあまりにも有名だ。山が色付く季節になると必ずといっていいほどテレビで放映、新聞の紙面を飾ります。日本第三位の標高、奥穂高岳を中心に北穂、前穂に囲まれた涸沢は、鋭い岩峰の連なりと赤いナナカマドが見事にマッチするのが多くの人達を惹きつけるのでしょうか。 |
朝日を浴びた焼岳 |
長丁場のスタートだ |
河童橋からの朝風景 |
いつもの相方である女房が不参加となり、ちょっぴり寂しい山行きとなった。伊那から木曽に通じる開通したばかりの権兵衛トンネルは、出発拠点となる上高地まで大幅に時間を短縮してくれた。沢渡駐車場で身支度を整え、まだ薄暗い時間の6時にバスに乗った。靄に煙る大正池が幻想的に見えていた。 日曜日の早朝、河童橋へと人の流れが続きます。橋の上から見る風景は昨年、新緑の時期に来たとき以来だ。西穂から奥穂高岳に連なる稜線は日の光を受け、おはようの朝を迎えていた。背景の青空はどこまでも澄み好天の一日になりそうだから嬉しかった。 |
前穂の東壁と急峻な山々(徳沢) |
小梨平から梓川に沿って樹林の中を緩やかに上り下りする道は、前回明神まで来ていたので懐かしい風景である。ここで車の中に地図を忘れてきたことに気がついたが今更戻ることはできない。計画書を作った時の記憶を思い起こしながら進むことにした。 明神からひと歩き、白沢の橋を渡ると徳本峠への分岐標識だ。標識には徳本峠小屋までは行けるが、その先は今年の大雨による崩落や橋の流失の恐れありで通行できない旨の記述があった。河童橋から凡そ2時間、広々とした芝生の広がる徳沢に着いた。 |
横尾大橋 |
横尾山荘が見えてきた |
屏風岩・横尾谷 |
復路に渡ってくる予定の新村橋への分岐を過ぎ、単調な樹林帯が続くが次第に大きくなってきた屏風岩を見ながら回り込めば横尾だった。蝶ヶ岳や槍ヶ岳そして涸沢への分岐となる横尾は大勢の人達で賑わいを見せていた。行程のほぼ半分になる横尾に着いたことで大休止、後半に備えアンパンで腹ごしらえをした。 横尾谷に入ると木々の色づきが更にカラフルになってきた。今までと違って登山道らしくなったが急な登りもなく歩きやすい。やがて下山してくる人たちも増えてすれ違いも多くなる。そして谷の上部に進むにつれ正面の高い位置に北穂高岳東稜の末端を見ながらの歩きとなりました。 |
本谷橋 |
涸沢に入ると |
しっかりした作りだが本谷橋の吊り橋は揺れが大きくて怖い。渡り切った川原では休憩している人が多かった。ここからちょっぴり急な登りを頑張れば、すぐに緩やかに。樹間から明るい日差しをいっぱい浴びた涸沢左岸の紅葉を楽しみながら登ることになりました。 |
カラフルな色模様・涸沢槍も見えて |
左から落ちてくるガレ場では日影を見つけて最後の歩きに備え小休止した。前穂高、奥穂高、北穂高に囲まれた涸沢も見えてきたが、すぐ到着とはいかないようだった。やがて道はガレ場の中を通り、たくさんのナナカマドが目立つようになるとヒュッテとの分岐。少し迷ったが割引もある涸沢小屋に泊まることにした。 |
涸沢カールの紅葉と涸沢岳&北穂高岳 |
カール内のテントエリアに入ったが、目の前に見えている涸沢小屋へ足が疲れで進まない。なによりカールは囲まれた高い山の影になり、すでに日の当たらない場所ができてきている。受付はあと回しでザックを降ろし、まず写真撮影を優先。すでにヒュッテのテラスでくつろぎ、美味そうに飲んでいる人達の生ジョッキがとても気になった。 |
涸沢小屋のテラス |
美味しい生も一人寂しく |
単独行の今回、食事の時間で撮影タイムに制約を受けてはと、夕食は銀シャリのコシヒカリにカレーライス。朝食はお餅を三切れと野菜カップシチュウと食料を背負ってきた。したがって受付は素泊まりの6000円、しかも山岳保険に加入していれば400円引きの5,600円とラッキーだった。でも自炊ルームでは若い仲間たちがいたとはいえ、年寄りの一人わびしい食事は哀れさを誘った (笑) |
2006年10月15・16日 |
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