(南アルプス)甲斐駒ケ岳登山


北沢沿いの登山道

北沢沿いの登山道



いくつかの堰堤を越えるとロープの手すりが付いた太い丸太橋があり登山道は右岸に変わった。登るにつれ石もごろごろある今までとは違って少し険しい道となってきた。足早に追い越して行く登山者。下山してくる家族連れなどとすれ違う。やがて補助ロープのついた3mほどの岩場をよじ登って程なく再び左岸にコースは変わった。川も狭くなり上流部にきた様相だ。山腹には取水する為の管が敷設してある。小屋の屋根も見えてきた。ジグザグの急登を登りきると今夜の宿泊地仙水小屋に着いた。

受付で宿泊料を払い(一泊二食付き6.500円*2)ご主人の案内で二階に連れていかれた。部屋は十畳ほどの広さであった。リュックの置き場所など教えてくれる。登山靴を脱ぎ、履き替える為のサンダルも備わっている。針金だけの衣文掛けもある。なかなかこまやかな気遣いが感じられる。天気が良いので屋根の上や手すりには布団をいっぱい干してある。衛星放送のアンテナや無線のアンテナ。発電の為のソーラーパネルも見える。先客の5人パーティーに挨拶をしてくつろぐ。私と同年齢くらいの?ご夫婦連れだ。

山小屋へ着いて落ち着くと、どなたも思うことは同じか。ビールをいただくことにした。天然の水で冷やしてあるのだろうが冷たくて美味しい。一本500円は相場でしょうか。また、この仙水小屋の食事の評判はすこぶる良い。ネット情報や口コミで知っていたが期待が高まる。飲むほどに同室客と山の話題で盛り上がる。先客5人パーティーはなんと九州からとの事。仙丈ケ岳、甲斐駒ケ岳。その後、中央アルプスの木曽駒ケ岳から空木岳縦走とで1週間も山歩きを楽しまれるようだ。明日のコースどりも私達と同じだったので親近感が増した。夕食の時間になった。

運ばれてきたお膳には白いご飯とお味噌汁、それにビールにお酒の方はいますかとご主人直々のセールスである。つられてビールをくださいと手を上げてしまった。ちょっと飲み過ぎと思ったがサービスが良いのでのってしまう。そのお膳ですが、お刺身と魚のフライに千切りキャベツ、大根とコンニャクの煮物、ポテトサラダに野沢菜の漬け物、スライスしたトマト、スイカ、オレンジなどの果物と評判を裏切らない豪華板であった。お味噌汁も具沢山。ご飯のお代わりも聞いて歩いていた。ご主人と男性3人ほどが切り盛りしていたが、山の中という悪条件のもと、愛情のこもったもてなしにはいたく感激した。



サクライウズ
サクライウズ
シナノオトギリ
シナノオトギリ
仙水小屋
仙水小屋
タカネナデシコ
タカネナデシコ


2002年7月29日 撮影



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