八ヶ岳中信高原国定公園
赤岳・横岳・硫黄岳
赤岳(2.899m)・横岳(2.829m)・硫黄岳(2.760m)

赤岳天望荘発6:40→地蔵仏6:45→三叉峰7:50→硫黄岳山荘8:50→9:20硫黄岳9:35→赤岩の頭9:50→11:00赤岳鉱泉11:20→美濃戸山荘駐車場12:55→13:00赤岳山荘13:20→自宅着14:30

美濃戸山行者小屋赤岳天望荘赤岩の頭赤岳鉱泉
地図はイメージです



2003年10月7日
昨夜は消灯後すぐに寝付いてしまったようである。しっかり寝た気がして目が覚めたが時計を見ると夜中の一時前だった。トイレに行く為、一旦外にでたが上空の広い範囲で星が瞬いていた。よい天候が期待できそうな二日目に布団に戻ってからも目が冴え寝返りの繰り返しで時の過ぎるのを待った。

ご来光は低く垂れ込めた雲がとれず満足な写真にならなかった。陽が登るにつれ朝日に照らされた赤岳が浮かび上がってきた。綺麗な姿である。山頂を目指し意気揚々と登り始めた青年を見送ってから食堂に入った。





朝日を浴びる赤岳



多くの登山者が出発してからの歩き出しとなった。ほんの5分ほどの場所にある分岐のお地蔵さんに手を合わせてから横岳の主峰に向け登り始めた。遥か遠くまで見通せる展望は気持ちよい歩きだ。少し歩いては立ち止まり、写真を撮っては周辺を眺め、なかなか前に進まない。高度が上がるにしたがって昨日見えなかった遠くの山並みがはっきり確認できるようになってきた。

北アルプスは槍の穂先と穂高岳、少し左に乗鞍岳と木曽御嶽山。中央アルプスは想像していた以上に遠くで小さく見える。仙丈ケ岳の山頂から甲斐駒越しに見た八ヶ岳。今回は逆からの南アルプスの眺めである。赤岳の影となって隠れていた北岳も白く光って大きく見えてきた。そして圧巻は、早朝霞んではっきり見えなかった初冠雪の富士山である。雲海の上に頭を出している様子は秀麗そのものであった。




地蔵仏にお参りし

ウラシマツツジの紅葉


赤岳・中岳・阿弥陀岳

横岳 大権現



小さな梯子や鎖で少し緊張の稜線歩きも杣添尾根への分岐あたりは緩やかでゆったり歩ける広い稜線となった。横岳最高点では昨日、赤岳山頂でも逢った四国からの単独女性にシャッターを押していただいた。

横岳の主峰となる奥の院を過ぎると鎖つきで狭い岩場の上り下りとなった、対向する登山者と譲り合いながら越えることとなった。緊張する場所ではあるが注意して歩けばちょっとしたスリルも味わえる場所であった。




鎖が続く

カニの横ばい



緩やかな下りが続く広い場所にでた。砂礫の斜面はなだらかで今までの岩道から一変し穏やかなものとなった。鼻歌でも歌いだしたくなるような気分爽快な歩きが続く道である。高山植物保護の為のロープに沿ってくだっていくと右手下に硫黄岳山荘が見えてきた。くつろいでいる人の姿も見えだが調子が出てきたので寄らずに通過することにした。




台座の頭と硫黄岳

大同心と赤岳、阿弥陀岳



硫黄岳へは緩やかな登りとなっていた。所々にあるケルンを辿るようにコースがつけられていて敷き詰めたような石道は歩きやすかった。硫黄岳山頂は平坦で広々していた。幾組ものパーティーが思い思いの場所で展望を楽しんでいる。ザックを降ろし爆裂火口壁を見てくることにした。壁の縁にどのくらい近づいてよいものやら恐る恐る足を進めた。覗き込んでみたが巨大すぎて表現の仕様もないほど強烈な印象だった。深く続いている谷底に目を凝らしてみたがその場所に長く居れなかった。爆裂火口壁の写真



2003年10月7日 撮影

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