次々と登ってくる登山者で山頂は大賑わい、下山することにした。下山は上高地側に降りることにしたが、山頂直下の岩場で綺麗な奥さんが下りられないと困ってた。先に降りた渋い二枚目ご主人は黙って見てるだけ。そこでお節介のかつとんがアドバイスの口出しを・・。
かつとん=奥さん・・そこそこそこ・・その岩の窪みに手をかけて。
綺麗な奥さん=あの〜、足が届かないの〜。
かつとん=左手は一段下の窪みにかけ、ちょっと懸垂みたいにすれば足の先がかかりませんか?
綺麗な奥さん=あっ、足・・とどいたわ・・ニコッと笑った顔がいい。
かつとん=うんうん、その調子その調子。でも慌てなくていいんだからね。
無事に降りることができた綺麗な奥さん、またまた素敵な笑顔を残していっちゃった。
わが女房・・私も燕〜大天井岳間の「切通しの鎖場」は怖かったなあと、遠くをみつめる目になった。少しは慣れたのか、慎重ながらもスムースに降りていった女房、ちょぴり進歩してくれました。 |