中央アルプス・長野県
空 木 岳 登 山
(うつぎだけ)2.864m (2日目)




空木岳頂上から見る ご来光



2006年9月4日
自宅発5:05→伊那西部広域農道→林道古城線→5:45空木・池山登山口駐車場6:05→7:17池山水場7:28→マセナギ9:10→大地獄・小地獄・迷尾根9:55→ヨナ沢の頭→11:45空木平避難小屋方面との分岐12:00→駒石12:45→13:30駒峰ヒュッテ(泊)
2006年9月5日
駒峰ヒュッテ発4:55→5:05空木岳6:15→駒峰ヒュッテ発7:05→駒石7:30→空木平避難小屋方面との分岐8:20→ヨナ沢の頭→迷尾根9:45・小地獄・大地獄→マセナギ→池山避難小屋11:45→水場12:00→池山山頂12:15→13:15駐車場→林道古城線→自宅14:15

駒峰ヒュッテ空木平避難小屋 池山水場 池山避難小屋



2006年9月5日
昨夜の驚いた出来事で遅くまでざわつくこととなり寝不足の朝を迎えた。でも昨夜の遣り取りは若い人に教えなければの小屋番さんと、そこは若者にも通じて、みんなの心は爽やかな朝となっていた。ご来光前にと早い食事も快く準備してくれて温かな朝食をいただいてから山頂にまた立つことができた。




八ヶ岳方面

南アルプス南部方面


御嶽山・乗鞍岳遠望

360°グルリ展望



ご来光はなんども見ているが今朝も素晴らしい中で迎えることができた。雲が赤くなり甲斐駒ケ岳と鋸岳の間から神々しい太陽が昇ってきた。薄暗かった周辺の景色が時間と共に変化していう様子も奇麗だ。ちょっと足を延ばしてみた南駒ケ岳に続く花崗岩の稜線も素晴らしく、その先遠い恵那山もくっきりだった。





赤椰岳から南駒ケ岳方面



山頂では一時間以上も写真撮影と見事な展望を満喫してしまった。木曽駒ヶ岳から続いてくるルートと独立した木曽御嶽山、更に右手奥には乗鞍岳から穂高連峰、槍の穂先もしっかり見ることができた。早朝、木曽殿山荘から登ってきた女性たちが素晴らしい景色に感嘆の声を上げている。入れ替わりのように山頂を後にしたが去りがたいほどの展望だった。





木曽駒ケ岳方面パノラマ展望(駒峰ヒュッテテラスから)



お世話になった駒峰ヒュッテに挨拶してから下山することにした。登る時にはガスで見えなかった山々を見ながらの尾根下りは楽しい。正面、雲海の先には南アルプスの峰峰が連なり塩見岳の左側に見えていた富士山の頭がやがて見えなくなった。





素晴らしい展望の中を下山





白砂の尾根歩き





巨大な駒石



展望の稜線歩きに別れを告げ空木平避難小屋からの道と合流すると樹林帯に入る。往路でも休憩した場所で小休止ののち小地獄、大地獄と500mほど続く難所は慎重に歩いた。この区間、緊張する区間でもあるが花も豊富な区間である。群生するヤマトリカブトの濃い紫とカニコウモリの白が一際目立った。




大地獄の木橋

急なハシゴも整備され

痩せ尾根で緊張



池山の水場手前では同宿となった大学生グループが追いついて来た。私達は100mほどコースから外れた位置になる池山避難小屋を久しぶりに覗いた。そして前回は雨で展望のなかった池山を経由して下山することにした。池山山頂からは遥か高い位置に千畳敷カールと宝剣岳が雲間に見えた。

池山山頂からはタカウチ場にでるルートを下った。以前の記憶を頼りに下ったが笹の葉が覆い被さり不鮮明なルートとなっていた。ハイキングコースとなっているわけだが、初めての人は不安を覚えるのではと感じるほど手の入らない道となっていた。




池山の避難小屋

避難小屋の内部


池山山頂

登山口駐車場



車を置いた登山口駐車場に着いた。とても登ることなど無理と思っていた空木岳を往復できたことで達成感がいっぱいとなった。だた車を置いた二日間の間に車上荒らしにあっていたことがわかった。金目のものが被害にあったわけではなかったが、しばらく気分の沈む日が続いてしまった。それから10日、無くしてしまったと思っていたレインウエアの外袋が駒峰ヒュッテの管理人から送られてきた。諦めていたのにわざわざ送ってくれた気持ちが嬉しくなり、今回思い切って登って良かったと思った。



2006年9月4日 5日



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