日本アルプス
燕岳から常念岳
2003.7.28(1日目)2

7.28しゃくなげ荘5:15=乗合バス=中房温泉登山口6:15→第二ベンチ7:35→合戦小屋10.05・小休止・合戦小屋発10.25→燕山荘12.15・手続き・燕山荘発13:00→燕岳13:50→コマクサ群生地14:05→燕山荘15:15

燕岳(2.763m)・大天井岳(2.922m)・常念岳(2.857m)
地図はイメージです



最後の階段をひと頑張りで稜線にでた。右手には写真で見慣れた形の燕岳がある。覗き込めば深い谷の高瀬川。向かい側には鷲羽岳から三俣蓮華岳、双六岳などなど、雲に頂を隠した山もあるが見事な展望である。目にした瞬間みんなの口からも感嘆の声があがった。苦労しての登りも、この一瞬があるから止められないのだと思う。疲れた体を踏ん張って支えしばらく見惚れてしまった。

宿泊手続きの為、まるで天空のホテルのような燕山荘に入っていった。受付は多くの登山者でごった返していた。ちょうど空き室があったので(8,700*2+4,000円)の準個室をお願いすることができた。梯子をよじ登った屋根裏になるが四畳の広さを二人だからゆったりである。昨夜の車中泊でも良く眠れなかったからありがたいと思った。





燕岳山頂への途中で(ミヤマキンバイ)



荷物の整理もそこそこに、雨具にチーズとお茶だけもって燕岳に行ってくることにした。燕岳から更に北燕岳側に行くとコマクサの試験栽培地もあるそうなので、そちらまで足を延ばしてみたいと思った。




クルマユリ

イルカ岩


コケモモ

燕岳山頂で



風化した花崗岩の白砂道を進むが、独特な形をした岩や可憐な花が迎えてくれた。振り返るとガスに見え隠れする山荘と、明日歩く予定の稜線が遠く連なっているのが見えた。珍しい形をした石の間をくぐり登っていくと、やがて燕岳山頂に着いた。頂上では小さいが山頂を示す石柱が埋め込んであり記念の写真を撮った。





メガネ岩と燕山荘




ハクサンイチゲ

チシマギキョウ


コマクサ

タカネスミレ



登山路沿いに点在していたコマクサの量が増えてきた。白砂の斜面には盛りのコマクサが遥か遠くまで咲いている場所についた、その数の多さは見事なものであった。綺麗なコマクサの群落を見たので北燕岳には登らず帰ることにした。昼食も食べないまま登ってきたのでシャリバテになってしまい、僅かなチーズとお茶を飲みながらやっとのおもいをして山荘に戻った。





コマクサ群生地



夕食前のひと時、山荘の喫茶ルームで私はお待ちかねの生ビール、女房はホットミルクとアップルパイのケーキセットをいただいた。今は雲がかかって見えなくなっていたが、黄昏時の山あいをボーっと眺めながら満足のひと時を過ごすことができたのである。




喫茶ルームで

アルプホルンの演奏


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2003年7月28日 撮影

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