戸 谷 峰 登 山
(とやみね)標高1.629m

自宅発6:15→中央自動車道〜長野自動車道→松本IC→国道19号→松本トンネル→国道254号線→帯所橋手前路肩駐車場8:00・発8:10→送電線鉄塔L71着9:15→戸谷峰山頂着10.25(昼食)山頂発11:45→野間沢橋登山口着13.30→箕輪ながたの湯→自宅着18:30

路肩の駐車場 野間沢橋登山口送電線鉄塔 ニリンソウ群生地
地図はイメージです



2003年6月2日
長野自動車道の松本インターチェンジをホッとした気持ちで降りた。うっかりじゃ済まない、ガソリンの残量少なく、途中ハラハラしながらの走行だったからだ。国道19号線との交差点を左折、長野方面に向かった。早速、スタンドに寄って給油し、松本トンネル方面の道順を教えていただいた。
松本へ来たのは何年振りになるのだろうか、周辺の様子も随分と変わった気がする。ちょっと残念なのは天気予測の読みがはずれ、北アルプスの山並みは厚い雲に隠れていた。松本トンネルを過ぎ、国道254号線の谷間を上っていくと濃い緑の木々は朝日を浴びて眩しかった。いくつかの橋を越え、数台の車が置ける帯所橋手前へ着いた。




野間沢橋の登山口

ヒカゲスミレ



登山口は300m程先にある野間沢橋脇 印 からだが松本、上田間の幹線道路はひっきりなしに車が通り路肩歩きは怖かった。熊除けの鈴をリュックに付け、鉄の階段を登ると信濃東信線L71−L73の表示があり狭い道がついていた。この道は送電線の巡視路となっているそうだが草木の繁茂するこの時期、雑木は登山道に覆い被さり鬱蒼としていた。

凡そ30分ほど歩くと野間沢の源流にでた。ちょっと陰湿な感じだった道から一転、明るい赤松林になった。除間伐された林は日も差し込み気持ちがいい。しばらく斜面をトラバース気味に進むが、やがて落葉松の混在する送電線鉄塔への尾根道となった。足元にはササバギンランが清楚に、ジグザクの道沿いにはミヤマガマズミの白い花が盛りだった。




ササバギンラン

送電線鉄塔L71



最初の送電線鉄塔下に着いた。印 周囲が切り開かれているので見通しもよく戸谷峰山頂を見ることができた。(写真に頭がちょっと)
ここから望む山頂南斜面のカエデやコナラの木々は絵筆で微妙な色合いをつけたような風景にみえた。リュックを下ろし小休止のあと、緩やかな雑木林から馬の背という尾根道を登って行くが小鳥の声を掻き消すように夏ゼミの合唱が賑やかだった。やがて急斜面の上りとなり足元が滑りやすいので慎重に歩を進めた。L72鉄塔を過ぎると赤松と落葉松林のジグザグとなり、涸れた小沢を超え駆け上がると稜線に建つL73鉄塔に着いた。




夏ゼミの抜け殻

一面に広がるニリンソウ



快晴なら里の展望が利くのだろうが雲が低く垂れ込め見えなかった。緩やかな稜線歩きになったが目立つ色のラショウモンカヅラに混じってニリンソウが目に付くようになってきた。ちょっと時期的に遅いかなと思っていたので嬉しかった。やがて道の両側が白一色となってきた。ニリンソウの群落だ。近くに「妖精のプロムナード」と木札が掛けてあったが、正に精霊の散歩道である。写真を撮りながらであったが、その距離50mほど、5分位続く花道歩きだった。





ニリンソウのお花畑



木に括りつけた赤いテープが見えてきた。休猟区の看板もあるが頂上への直登コースだ。距離こそ短いが急峻な為、木につかまりながらの登りとなった。凡そ、50uほどの広さでしょうか静かな山頂だった。生憎、霞と山際にかかる雲、周辺の木々も茂り遠くの展望はなかった。時々吹き上がってくる風と暖かな陽射しが大変心地よい。盛りのヤマツツジが映え、白い花のアイズシモツケは真綿をのせたようだった。年配の男性が登ってきた。挨拶を交わし周辺を見ていたが長居せずに下山していった。




アイズシモツケ

山頂で記念撮影



上空の青空が増え、雲間から残雪の山並みがうっすら見えてきた。連なる峰峰はやはり高い。できればこの夏、北アルプスの展望台にも登ってみたいと思った。
ゆっくり過ごした山頂だったが下山することにした。昼食後、南斜面で採れた一握りのワラビをリュックに括りつけ嬉しい女房の足取りは軽かった。下山後は美鈴湖から浅間温泉に下り、一般道を使っての帰宅となった。





山頂からの展望


2003年6月2日 撮影

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