駒ヶ根市 伊那市長谷
戸 倉 山 登 山
(ネットフレンドと歩く)




楽しかったオフ会登山(下山時に撮影)


2006年8月28日
凡そ一ヶ月に渡り山登りを楽しまれている広島在住のシジュウカラさんとカケスさん。今年も北アルプスから八ヶ岳と多くの山を歩かれ、山旅の終盤に選ばれたのが中央アルプスは木曽駒ヶ岳から空木岳の縦走となりました。インターネットの交流をさせていただき、近くまで来たことによりお会いできることになりました。そして天候調整の滞在もあって急遽ご一緒に登ることができたのが戸倉山でした。

初めてお会いしたシジュウカラさん。メールや掲示板の遣り取りから受ける印象と同じで、明るくさっぱりした性格の女性でした。またご主人のカケスさんは落ち着いた大人の雰囲気を持つ男性そのものの印象を受けました。お二人には初めてお会いしたにもかかわらず、直ぐに打ち解け、まるで古くからの友人に久しぶりに逢ったような嬉しさと懐かしさのようなものを感じました。




茅葺きの旧木下家住宅

キャンプ場登山口駐車スペース

そばの花

撮影に集中のシジュウカラさん



朝食後、7時30分に家を出発、まずは反対方向になるものの伊那と木曽を結ぶ権兵衛トンネルへの分岐交差点までご案内。そして木曽駒ヶ岳登山出発地ともなる駒ヶ根高原菅の台のバスターミナルにも案内しました。菅の台からは天竜川を挟んだ対岸となる戸倉山キャンプ場登山口へ。県道駒ヶ根長谷線から地方道に左折して間もなく、茅葺き屋根の旧木下家住宅の写真撮影に止まりました。シジュウカラさんの近くでは、もう見かけない作りの家と興味深げにシャッターを押していました。




手入れされた檜林

ツリフネ

フシグロセンノウ



身支度のあとキャンプ場を左手に見て出発です。この登山道は多くの人が歩かれていて足に優しい道が続きます。歩き始めてから凡そ30分、ベンチもある「馬止めの松」に着いた。太い赤松の脇には説明版があり、昔、草刈りに来た村人が馬を留め置いた松と書かれていました。

立ち休みと写真撮影のあと上を目指します。ブナなど濃い緑が頭上いっぱいに覆う斜面登りは空気も美味しく心地よい・・・道中はいろいろの話題が途切れることなく楽しい歩きが続きます。やがて上の森口からの分岐を過ぎ五合目、六合目と標識のあと西側が開けた展望ベンチに着いた。





霧の中に立つ少女・・昔は



今日は展望はないと承知しつつも、見えないとやはり寂しい。でも真っ白なガスの世界も幻想的だねって良い方に解釈し進みます。ここからひと登りで緩やかな傾斜の歩きです。左手は雑木林・・右手は赤松林が続き、程なくある滝コースへの分岐表示はともかく、「猿の松」「天狗伝説の岩」と建つ表示板に、深い意味がわからないままでも納得してしまう大人の4人でした。




鍋やヤカンがびっしり

ノアザミ
マツムシソウの接写中
カラちゃん なにしてるの?



いつもは豊富な水がでているといわれる金明水、八月に入ってからの好天続きの影響か細く出ているだけだった。東屋もあるこの場所ではザックを降ろしシジュウカラさんからいただいたバナナのおやつです。周辺にはオカトラノウやマツムシソウ、ノアザミが咲き、かつとんとシジュウカラさんは花撮影にも忙しい。撮影しては顔を寄せ合い(モニターを覗き合うので必然的に顔が近づく)デジカメ撮影のコツのコツを学びあう熱心な二人でした。




ガスで煙る(中央アルプス方面)

登頂記念の記帳

何かプレートを見つけたぞ

懐かしさに思わず・・



東屋から少し急となった登りを20分、西峰山頂に着いた。切り開かれた中央アルプス側もやはり展望は駄目であった。西峰には石像がいくつも並ぶ脇に、登頂の記念を記すノートが備えられている。シジュウカラさんが4人で登った記念にと記帳してくださいました。

この西峰、脇に回るとカラマツ、山ツツジに立派なブナの木もあります。このブナの木で、なにやらプレートを見つけたシジュウカラさん、写真撮影や板に触れ感慨にふけっているように、かつとんには見えましたが。(真相はシジュウカラさんのレポを待ちましょう)




東峰の薬師如来像


なかよしザック

誰の真似だ



西峰から5分ほど歩いたところが薬師如来像のある東峰です。のんびり歩きでしたから出発から2時間30分で到着でした。東峰からは天候がよければ目の前に大きく仙丈ケ岳や甲斐駒ケ岳が見えるはずです。残念ながら暗く厚い雲が幾重にも重なり邪魔をしていました。

ここでの昼食は下山後に美味しいものを食べましょうの約束で菓子パンなど簡単にすませます。でも持ち寄った梨やプラム、トマトなどでお腹がいっぱいに。またシジュウカラさんからいただいた「ジャガリコ」が美味しくて腹持ちも良く、次回以降の持ち物に入れようと思った。



甲斐駒が見えた



晴れろ教祖さまの威力



そろそろ東峰から離れようとしたころ異変が起きました。時々陽も射し雲がもっこりと動き始めの気配です。ここでシジュウカラさんは東に向いて姿勢を正し、透き通ったソプラノで歌い始めたのです。【♪は れ ろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪】【♪は れ ろ〜〜〜〜〜〜〜〜〜♪】これぞ「正調はれろ節」

こんな間近で聞けるなんて、かつとんは何て幸せ者なんでしょう。聞き惚れるだけではいけません。かつとんも東に向い思い切って声を絞り出します。【♪は れ ろ〜〜♪】でも狂った音程は教祖さまの邪魔をするだけでした。

下山することにしました。西峰に戻ると一組の夫婦らしき二人が・・更に下るともう一組が。初めて出会った今日の登山者です。きっと大きな声で歌った「はれろ節」。聞かれただろうと思った途端、なぜかかつとんの顔が赤くなるのがわかった。

半分諦めていた同級生登山、山百合さんがご一緒できなかったのが残念でした。でも急遽実現し楽しい歩きとなって嬉しかった。楽しくて心が明るくなると同じように、上空も青空が増え陽射しも濃くなってきた下りでした。

あと僅かでキャンプ場だと思った瞬間、前を行く女房が「キャッ」の声と共に突然飛びのいた。かつとんの後ろを歩いていたシジュウカラさん、なぜかかつとんの腕にしがみついた。シジュウカラさんのセリフ・・熊かと思った。きっと、熊だったらかつとんを差し出そうと思ったに違いない。(目の前に現れたのはニョロちゃんでした)



景色を見たい人はこっちも
2006年8月28日 撮影



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