強い風の音で眼が覚めた。時計を見るとまだ12時。山頂に木がない塔ノ岳は直接風が当たるから怖いくらい。隣の女房も気になるのか頻繁に寝返りをうっている。凄い風だねってボソボソ声で言葉を交わしたりしていたが、やがて再び自分は眠りの世界へ入ってしまった。
2007年2月6日
次に眼が覚めたのが4時、風は治まっていた。布団を抜け出し窓越しに見ると、灯りの帯が遠くまで連なって凄い景色。覆っていたガスと雲を強い風が吹き飛ばしてくれたようだ。夜景撮影にと小さなライトを持って外にでた。月明かりでライトなしでも歩けるくらいだった。 |