丹沢 大山国定公園
大 山 登 山
(おおやま)1.252m

2月6日自宅発21:30→中央高速道→一宮御坂IC→一般道R138→東名御殿場IC→秦野中井IC→菜の花台→2月7日ヤビツ峠8:00→10:00大山・(休憩)・発11:00→ヤビツ峠12:30→R246→紅富士の湯→R138→一宮御坂→中央高速道→自宅着20:30

蓑毛バス停 ヤビツ峠 下社からの分岐見晴台
地図はイメージです



データ ISO-100 F2.6 32.5秒 AM5:36撮影

秦野 菜の花台からの夜景



箱根丹沢山系の大山は、はるか遠くからも目立つ美しい山容と、古き昔から信仰の山として多くの人たちから愛され親しまれてきた山のようである。山頂へは幾つものルートがあって比較的簡単に山頂に立てること、さらに雄大な展望もあると知ると、いつの日か登って見たいと思っていた山だったのです。

ご主人と山登りを楽しまれている横浜在住のHN MiMi さん、ネットでの交流が続いて一年余り。こちら方面の山行きには知らせてくださいの言葉に甘えて連絡したところ、大山登山に来ていただけることになりました。どこかでお会いできるかもしれないと、いつもと違う山行きに楽しみの出発となりました。
2005年2月6日
下り坂に向う天気予報から少しでも早く行動できるよう夜通しの走行は久しぶりとなった。中央自動車道一宮御坂ICから一旦降りた一般道もスムースな走行で、仮眠の為に御殿場ICから入った東名高速、中井パーキングでは日付も変わった1時少し前だった。

満杯の大型車から聞こえてくるディーゼルエンジン音と煌々と照らす水銀灯、寝たともなんともないまま二時間半ほど経っていた。暗く静かなところへと登山口手前の菜の花台公園へ向かった。着いた菜の花台では想像もしていなかった眼前に広がる眩いばかりの町明かりに驚いた。写真撮影後も瞼に残り寝られなかった。

薄くなってきた街灯りに変わり相模平野が明るくなってきた。淡い海岸線の上空には厚く暗い雲が圧し掛かっていた。コンビニで調達してきた朝食を澄ませ登山口のヤビツ峠駐車場へ移動した。身支度を整えていると三台目に到着した車が MiMi さんとご主人だった。




いただいたお守り

歩きやすい木段道

ヤビツ峠登山口



2005年2月7日
挨拶は初めましてと、わざわざ来ていただいたお礼をいったような・・・でも、ちょっとアガってぎこちない挨拶しかできなかった不甲斐なさでした。お会いした MIMi さんは想像していたイメージの素敵な女性でした。またご主人は飾らず明るく親しみを感じる頼もしい男性とお見受けしました。

身支度が済んでいた私達が一足先に出発することに。MiMi さんから頂いた安全登山「フクロウのお守り」を早速付けさせていただいての歩きとなりました。ロータリー式になったバス停脇には期間閉鎖中?のヤビツ山荘が、登山口を入り霜柱をサクサク踏んでいくと歩きやすい段差の木道が続いていた。




休憩ベンチが整備され

アイゼン装着



登山道は人気の山だけあって踏み込まれ、しばらく右に檜の植林帯を見ながら続く。やがて小さく下ったりのなだらかな歩きだった道も、ちょっとした鎖もあるジグザクの急坂となった。凡そ15分程の頑張りで、あと1.4kmで大山を示す標柱の場所にでた。どうやらイタツミ尾根に取り付いたようだ。

短い歩きで三つ目の休憩ベンチが現れた。年配の男性が一人アイゼンを付け終わるところであった。お話しによると大山には何回も登られているとのこと。雪こそ深くないものの、この先凍りついた雪道が続く様子に安全を優先し私達もアイゼンを装着した。




二組が揃った

ご主人とmimiさん

分岐手前の展望地



出発から1時間あまり、身支度で後発となった MiMi さんとご主人の姿が見えてきた。さすがに渓流歩きから岩山登りと高度な山歩きをされてきたお二人は軽快そのものの歩きで追いつきました。ここからは二組が隊列?を組んでの山登り、私達にとっては初めてですが、なんだか楽しい歩きです。

阿夫利神社下社ルートからの分岐手前にある展望地に着いた。午前中だけでも晴れて欲しいの願いも空しく、楽しみの富士山は鉛色した雲に隠れ見えなかった。目の前に連なる丹沢の山々、山に詳しい MiMi さんのご主人、正面の塔ノ岳から丹沢山、雪で煙る蛭ヶ岳への魅力など話してくれた。




三ノ塔・塔ノ岳・丹沢山



展望場所からひと歩き、下社からの分岐を過ぎると枝越しに海が見えた。傾斜はそれほどでもないが山頂まで僅かの直登道で私達のペースが落ちてきた。鳥居が見えてきた時、少し前を歩いていた MiMi さんたちの姿が見えなくなっていた。目の前の山頂に着いたなと思った。

見えないと思いながらも、鳥居横から入る山頂裏手に位置する展望場所に向った。やはり厚い雲に覆われ富士山は見えなかった。電波中継塔を見ながら周りこむと、冬期閉鎖中のトイレ横を通り奥の院の建つ山頂にでた。どうしちゃったかときっと心配した MiMi さんが迎えに立っていてくれた。




山頂裏に電波中継塔

山頂手前の鳥居

心配してお迎え



ザックを降ろしたあと海側の景色を見に行った。晴れていれば見事な展望が広がるでしょうに、こちら側も低く垂れ込めた暗い雲に霞んで見えた。それでも修学旅行以来の江ノ島が、その先には三浦半島を。また正面には伊豆大島が、真鶴半島の先には伊豆半島も見ることができた。

しばらくの写真撮影と、ずっと続く海岸線に感動しながら奥の院脇のテーブルに戻った。お二人がコーヒーを入れ待っててくれた。かすかに吹き始めた風に冷えかかってきた体に熱いコーヒーが、そしてバレンタインデイの先取りといっていただいた、イチゴ味のホワイトチョコがなんとも円やかな味で美味しかった。




霞む江ノ島

遠く伊豆半島も


雨降りの木

奥の院で記念撮影



阿夫利神社奥の院にお参りしたあと山頂を離れることにした。私達にとっては往路に通った山頂西側の展望場所に再び寄った。登りに落としたと思われる私の片方の手袋を探しに、わざわざご主人はひと足先に降りていった。

上空の雲が流れ青空が広がり始めた。なんとか富士山が顔を出してくれるよう祈る気持ちでその場に立った。MiMi さんも一緒になって厚く覆い被さったままの雲を見詰めてくれた。残念ながら願いは通じてくれなかった。




雲が流れて明るさも

宮ケ瀬湖



雪は少ないとはいえ下りも安全の為、アイゼンをつけたり外したりとなった。諦めていた手袋もどなたか拾ってくれてたと見つけていただいた。薄手で温かく、はめたままシャッターも押せる手袋だったので嬉しかった。このヤビツ峠からのルート、短い時間で往復することができるので人気のコースと納得でした。

MiMi さん、ご主人とは下山後のヤビツ峠でお別れとなりました。わざわざ駆けつけてくれ、のんびりペースの私達にお付き合いしてくれたこと、一緒に楽しい思い出の山行きをつくってくれました。またいろいろお気遣いさせてしまい申し訳けなかったです。

時間はたっぷりある為、一般道を使い周りを見ながらの帰路となりました。梅の花が咲き、菜の花の黄色が目立つ暖かな地は、暦の春が来たからといえ、まだまだ寒い信州とは違って良いところだなと思った。今回の大山行きには、地元 Milkさん からいただいた道路状況も大変助かりました。



2005年2月7日 撮影

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