青空が広がり太陽に照らされ鮮やかに浮かんでいた紅葉、でも八合目に着いて間もなく厚い雲が次々とかかり、どんよりと暗いものになってしまった。三の池に通じる登山道をしばらく登り、登山道脇に腰を下ろし明るい写真を撮れればとチャンスを待った。
待つこと三時間余り、太陽を覆っている厚い雲は切れることがなかった。それよりも見えていた御嶽の峰々も雲で隠れてしまった。下山することにしてザックを背負った。
下山後は源泉かけ流しで地元木曽駒さんお勧めの温泉「やまゆり荘」へ寄った。帰路コースから3.5kmほど脇に入る形になったが、御嶽特有の茶褐色したお湯は肌にも当りが柔らかい。飲用にも適しているとのことで、しっかり飲んだので腹黒いのも奇麗に洗い流されたことと思う。 |