北アルプス 岐阜県・長野県
乗 鞍 岳 登 山
剣ヶ峰(3.026m)・ 富士見岳(2.817m)

自宅発3:30→中央高速道伊那IC→松本IC→国道158号→6:30観光センター前7:00肩ノ小屋口7:50→8:30肩ノ小屋8:45→9:45乗鞍岳剣ヶ峰・食事・発10:50→富士見岳12:15→畳平13:1014:30国民休暇村温泉15:30→国道158号→中央高速道→自宅着17:30

肩ノ小屋口肩ノ小屋 乗鞍畳平 位ヶ原山荘
地図はイメージです





大日岳・屏風岳・薬師岳・権現池



2005年7月18日
乗鞍高原に訪れるようになったのも剣が峰を主峰とする、いくつものピークと、それらを結ぶ長大な尾根、膨大な山槐の美しさに惹かれたからである。その乗鞍岳へは山頂近くまで快適なドライブウェイも開いていて高山の魅力を誰もが味わうことができる。この日も老若男女、多くの人で賑わっていました。

観光センター前、6時発の一番バスに乗りたいための早出も、思わぬ高速道路事故渋滞に遭遇し一時間のロスタイムで予定が狂ってしまった。土砂崩落で通行止めとなっている上高地方面への乗り継ぎや迂回コースともなっていたため、心配した無料駐車場も8割方のふさがりで無事停めることができました。

満員のバスに揺られ肩ノ小屋口で降りたのは登山が目的は私達だけで、夏スキーを楽しむ人達がほとんどだった。ペンキ印に導かれ踏み入れた登山道だったが、いきなりイワカガミの群落が迎えてくれた。二ヶ所ほどあった雪渓歩きもステップが切られていて歩きやすく、気持ち良く滑るスキーヤーを見ながらの登りとなりました。




シナノキンバイ

肩ノ小屋口


キバナシャクナゲ

イワカガミ



肩ノ小屋前で小休止の後、畳平から歩いてきた人たちとも合流となり山頂を目指す列に続いた。なだらかな歩きも登るにつれ岩の多い登りとなってきた。少しづつ標高が上るにつれ振り向けば好天にも恵まれて遥か遠い山々も見通すことができる。目立つコロナ観測所の先には焼岳が、特徴ある笠が岳も見ることができました。





摩利支天岳コロナ観測所&遠く槍、穂高岳



剣ヶ峰手前のピーク、蚕玉岳(こだまだけ)への稜線にでた。今まで見えなかった右手側の展望が開けて残雪の白と真っ青な水を蓄えた美しい権現池が現れた。まさに絵のような風景です。目の前となった蚕玉岳の頂きには巻き道からちょっとひと登りです。なだらかな山頂では標柱と蚕玉神社と書かれた小さな石碑がありました。




手前のピークは蚕玉岳

爽やかな風が


山頂直前の岩場

山頂は大賑わい



一旦下った鞍部では爽やかな風の通り道となって気持ち良い歩きです。目の前となってきた剣ヶ峰では上り詰めた大勢の人たちの姿が小さく見えていた。山頂直前は大きな岩がゴロゴロの道となって、頂上小屋の横を通っての最後の登りも印を頼りに辿ります。辿り着いた山頂では素晴らしい展望が待っていました。





大日岳(奥の院)の先に木曽御嶽山



山頂では背中合わせのようになっている朝日神社と乗鞍神社本宮にお参りした後、360度の絶景展望です。笹ヤブで通行不可となっている野麦峠方面への県境尾根の先には中央アルプスの山並が、その先さらに遠くには北岳など南アルプスの峰峰も望むことができました。そして独立峰の木曽御嶽山は一際目だって見えました。




山頂を離れて

ひっきりなしの登山者



混雑の山頂から少し下った岩陰に腰を降ろし湯を沸かしての食事です。自家製のミニトマトと胡瓜に味噌をつけての丸かじりが美味しい。相も変らぬ菓子パンとカップ麺の粗食も素晴らしい展望が良い副食となりました。のんびり過ごした山頂も時間と共に雲の量が増えてきた。相変わらず山頂を目指す人の列が続いていた。





正面に恵比寿岳・右に富士見岳



チングルマ

コマクサ


コマクサ群生

ハクサンイチゲ





乗鞍畳平と鶴ヶ池、遠くに大丹生岳(富士見岳から俯瞰)



復路はバスの乗車を考えて始発駅の畳平までです。ちょっとバテ気味となってきた女房を激励し富士見岳にも登ってみた。ここからの展望も素晴らしく花畑など一望することができた。混雑を避ける意味で早めにバス停に着いたが、乗客は長い列となっていて三台目の増発便に乗ることができました。比較的簡単に山頂に立てると想像してきたが、それなりの頑張りがないと侮れない山であった。幸いにも天候に恵まれ、また一つ私達の心に一級の思い出が加わることとなりました。



2005年7月18日 撮影



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送