長野県 上水内郡 中条村 虫 倉 山 登 山 (むしくらやま)1.378m
●小川村稲丘JA ● 太田地区 ● 不動滝 ● 東屋 ● 昼食休憩 |
虫倉山頂からの北アルプス |
2005年5月3日 ゴールデンウィークのさなか、いたるところで混雑も予想されたが、初めて北信濃へ足を延ばすことにしました。目指す山は虫倉山、低山にもかかわらず好展望とネットフレンドの ミセスハイジさん からもお奨めの山でした。そして毎年5月3日は開山祭とのこと、静かな山行きと違って興味津々の出発でもありました。 中央道豊科インターを降り安曇野の田園地帯に入ると、残雪の常念から北アルプスの山並みが、水の張られた水田に写り絵になる風景が続きます。国道147号線から分かれて高瀬川に沿う北アルプスパノラマラインは、信号も少なくスムースに走ることができました。 |
心休まる風景・小川村から |
大町から美麻村、小川村へと続く道は、所々ハッとするほどの絶景ポイントがある。さらに進むにつれ日本の原風景のような長閑な集落が点在し、ピンクの山桜や芽吹き始めた淡い緑が優しく目に映ります。県道36号、信濃信州新線に入ってから地図を確認し中条村に入ると、開山祭を祝す大きな幟旗が迎えてくれました。 |
不動滝 |
マイクロバスで |
歩きやすい林の中へ |
次々と到着する登山者の車だが関係者の手際よい誘導で路肩に整然と停められていった。太田地籍のバス停から不動滝登山口までの1700m余はピストン輸送のマイクロバスに乗せていただきました。歩き始めてすぐ左に不動滝があった。滝の上部の岩場には石仏が安置されているのが見えた。 |
ネコノメソウ |
スミレサイシン |
登山道は杉林の中のジグザク歩きとなった。5分ほど歩くと滝の上部となり沢に沿うように続いていた。二つの堰堤脇を越えていくが足元には黄色いキケマンやネコノメソウが咲き、頭上にはキブシの花序が鈴なりになっていた。 |
ヤマエンゴサク |
水場を過ぎると |
エンレイソウ |
水の細い沢を渡ると、やや急で大きなジグザグ道となった。開山祭に合わせた多くの登山者が蟻の行列のように続いた。岩の露出している金倉坂を過ぎ進むと、不動滝から 1.2 km地点、高福寺への分岐に着いた。更に200mほど頑張ると小川村日本記方面へ、出発から凡そ50分東屋のある展望場所に着いた。 |
つづら折れ登山道 |
空平のあずまや |
雪の重みが原因なのか立派な東屋が潰れ傾いていた。平坦な場所は大勢の登山者が休憩中で、間伐されたカラマツの間から北アルプス方面がよく見えた。小休止のあとは快適な尾根歩きとなった。痩せ尾根のアップダウンを2度ほど繰り返すと前方が明るく開けて山頂標柱が見えてきた。 |
山頂まであと僅か |
賑わいの山頂 |
山頂からの戸隠山・高妻山・黒姫山 |
そんなに広くない山頂は登山者で大賑わいだった。座って食事中の登山者や展望を楽しむ人達で見動きも儘ならないほどだった。それでも足元に注意しながら写真撮影と周辺の展望と人をかき分け移動した。霞んではいたものの煙たなびく浅間山が、雪の北アルプスの峰峯が見事だった。 山頂からの素晴らしい展望に接し、虫倉山の人気も納得することができた。山頂では開山祭を主催した役員の方達が紅茶の接待や山々の説明に奮闘していた。渇いた喉に美味しい紅茶を、北方の初めて見る山々の名前も親切に教えていただけました。 |
日本記分岐、復路は軽快だ |
凡そ30分の林道歩き |
次々と登ってくる登山者に昼食は山頂を離れてとることにした。気温も上がってきて汗ばむほどだったが下山は軽快な歩きとなった。麓からは祭りの太鼓が風に乗り聞こえてきた。帰りは歩くことになった林道脇では開山祭に合わせたのか、ご婦人達の山菜の出店が盛況だった。遠くまで足を延ばした今回の虫倉山だったが、終日天候にも恵まれ好印象の山となりました。 |
2005年5月3日 撮影 |
山岳公園から望む堂津岳 |
虫倉山下山後は折角ここまできたからと鬼無里の「奥裾花自然園」へも足を延ばすことにした。近いと思った奥裾花渓谷だったが想像したより谷も深く時間がかかった。着いた山岳公園では自然を保護し保存する為とのことで入園料が400円、駐車場から更に奥へはバス移動(片道150円)が必要とした。目的のミズバショウ群生地の今池周辺は残雪もあり、湿原の中のミズバショウも見頃はもう少し先かなと・・・春はまだ始まったばかりと感じてきました。 |
戸隠西連邦 |
見事なブナ |
咲き始めたミズバショウ |
今池ミズバショウ群生地 |
2005年5月3日 撮影 |
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