初冬の守屋山
(もりやさん)(1.750m)

自宅発8:00→ザゼンソウの里登山口9:00→東峰山頂着10:00→東峰山頂発10:10→西峰山頂着10:30・ラビットハウス昼食10:50〜12:10・西峰頂上12:15・発12:30→東峰山頂12:50→ザゼンソウの里着13:40・発14:00→高遠さくらの湯14:30・さくらの湯発15:40→自宅着17:00

2002年12月2日
地図はイメージです



素晴らしい天気が予想されたので6月登って以来、二回目の守屋山です。今回は杖突峠登山口から高遠寄り800m程のところにある林道を左折し ●印 ザゼンソウの里 登山口まで車で入ることにしました。
この林道は曲がりくねって急だが舗装もされていて走りやすい。しばらく登ると舗装が切れたところで分岐があるが右折せず進む。今朝の冷え込みの影響か轍の水溜りは薄氷が張っていた。やがてザゼンソウ散策路のある登山口に着いた。●印

この場所は駐車場こそないが数台は林道の脇に寄せて止めることができます。多摩ナンバーの車が一台停まっていた。登山口広場のカラマツ林は葉もすっかり落ち静かな様相であった。

身支度を整え見覚えの登山道に入った。霜柱で盛り上がった落ち葉がサクサクと鳴って気持ちがいい。木々の葉が落ちた為、周辺の風景は一変し、遠くまでよく見通すことができる。ところどころ木に吊るされた親切な説明札を立ち止まっては読みながらゆっくりのペースで登った。どなたか最近、登山道の整備をされたのか道沿いの笹の葉がきれいに刈られていた。




ザゼンソウの里 登山口

このコース一番の急登



高度が上がるにしたがって日陰は雪が目立ってきた。鎖もある急登の岩道に差し掛かると踏み固められた足跡が凍っていて慎重に歩を進めた。やがて立石ルートの分岐 ●印 を過ぎ進むと中年ご夫婦がニコニコしながら下ってきた。
こんにちわぁ!と挨拶を交わし、ずいぶん早い下山ですねぇ・・・と声を掛けると、このあと塩尻から高ボッチ山へも登るとのことだった。登山口に停めてあった車の持ち主はこのご夫婦でした。





東峰頂上から諏訪湖遠望



目の前が開け、真っ青な空が広がった東峰山頂に着いた。登山口から歩くこと1時間。車を使ったことで前回より時間を短縮しての山頂だった。
なんと素晴らしい景色だろうか。頂上からの眺めは評判どおりの見事さだ。眼下に諏訪湖、その先には高ボッチと鉢伏山。ちょっと右手には白く雪をかぶった美ヶ原高原。さらに車山を頂点とする霧が峰、そして特徴ある蓼科山と横岳だ。八ヶ岳は頂こそ雲に隠れているが連なる山々はどっしりと座って雄大だ。山頂にあるアルミの方位盤で確認しながらの展望であったが甲斐駒ケ岳と仙丈ケ岳の間に北岳が見えたことには、その位置関係を納得しながら眺めた。




西峰山頂にて

オニツルウメモドキの実



いったん下り、なだらかな稜線を歩いて登り返すと西峰山頂だ。今日は日差しも濃く山頂は暖かである。こちらからの眺めも素晴らしい。リュックをおろして展望するがいつまで見ていても飽きることがない。ちょっと風がでてきた。時間の経過と共に北アルプス、中央アルプスが雲に覆われてきた。

昼食は西峰頂上を少し下ったところにある避難小屋をお借りすることにした。小屋の脇には丸太で作ったベンチがあり、日を浴びたオニツルウメモドキの赤い実が迎えてくれた。小屋はコンクリートで囲まれた一坪(3.3u)ほどの広さがありラビットハウスと命名されていた。地元の金子さんという方が整備されているようですが中に入ると味付け海苔の空き瓶を使った救急用品なども備えられていた。またビバーク時でも手作りの木箱を床に並べることにより横になって休めるようにと細かなところまでアイディアいっぱいの造りになっていた。





いつまでも離れがたい展望だ



頂上直下の避難小屋では暖かでゆっくりの昼食をとることができた。備え付けの箒と塵取りを使って感謝のお掃除をして小屋をでた。東峰に戻り下山前、前回の登山で見ることができなかった360度の展望を目に焼き付けるようにして見回した。下りも時間をかけ、初冬の静かな山行きを味わいながら下った。下山後は例によって温泉でゆったりと心地よい時を過ごして帰ったことはいうまでもない。


2002年12月2日 撮影


SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送