2008年9月8日
経ヶ岳(きょうがたけ)は中央アルプス最北端、権兵衛峠の北に位置し標高は2296m。伊那谷の広い範囲から見え、立派な山容をしています。子供のころ母から聞かされた経ヶ岳のもう一つの名前が泣面山(なきづらやま)。午後遅い時間まで陽があたっているので、山作業の村人が気がついたら日没、帰れなくなり、泣声が麓まで聞こえてきたとの言い伝えも。嘘か真か定かでない・・。
この経ヶ岳、危険個所もなく地元中学生も登るなど親しまれているが、登山口からの標高差が1370mほどあって侮れない。我がチーム、槍ヶ岳に登ってから凡そ一か月余、8月中旬以降ハッキリしない天候が続き、悶々とした歩きたい病も沸騰点に。この日の天気予報も良くなかったが、唯一、展望があるという8合目、蔵鹿の頭(ぞうろくのかしら 2155m)を目標に、体作りも兼ねでかけた。 |