中央アルプス 北部
経ヶ岳登山(8合目)
蔵鹿の頭(ぞうろくのかしら 2.155m)




登山口にある仲仙寺


2008年9月8日

自宅発6:05→6:25伊那市考古資料館駐車場6:35→仲仙寺登山口6:40→4合目8.15→11:25八合目蔵鹿の頭(昼食)12:00→4合目→15:15伊那市考古資料館駐車場15:30→みのわ温泉ながたの湯→18:00自宅着

伊那市考古資料館 仲仙寺 四合目分岐 七合目
地図はイメージです


2008年9月8日
経ヶ岳(きょうがたけ)は中央アルプス最北端、権兵衛峠の北に位置し標高は2296m。伊那谷の広い範囲から見え、立派な山容をしています。子供のころ母から聞かされた経ヶ岳のもう一つの名前が泣面山(なきづらやま)。午後遅い時間まで陽があたっているので、山作業の村人が気がついたら日没、帰れなくなり、泣声が麓まで聞こえてきたとの言い伝えも。嘘か真か定かでない・・。

この経ヶ岳、危険個所もなく地元中学生も登るなど親しまれているが、登山口からの標高差が1370mほどあって侮れない。我がチーム、槍ヶ岳に登ってから凡そ一か月余、8月中旬以降ハッキリしない天候が続き、悶々とした歩きたい病も沸騰点に。この日の天気予報も良くなかったが、唯一、展望があるという8合目、蔵鹿の頭(ぞうろくのかしら 2155m)を目標に、体作りも兼ねでかけた。




6合目

笹やぶ連続の登山道

展望なしのカラマツ林



登山道入口にある仲仙寺は観音様をご本尊とし、千年以上前に開山されたという歴史あるお寺。登山道は本堂に続く石段の右側から入るが、八合目までとはいえ標高差凡そ1230mと距離があるため、安全登山をお参りしてから歩き始めた。

林道を横切り本格的な登山道に入ると想像してきた通り?腰まで届く笹の道。この笹やぶが延々と続くので、朝露の影響もありパンツがたちまちびしょ濡れに。でも合目標識や地元養護学校生が設置したピットに励まされながら頑張ると、大泉からの道と合わさる4合目へ。

道は相変わらず笹とカラマツ林の退屈な道。それでもトリカブトやフシグロセンノウの鮮やかな色が目を楽しませてくれる。やがて人の気配に振り向くと、半袖シャツに短パンおじさんが勢いよく登ってきた。どうやらこのルートを鍛錬の場に使っている地元の人のようだった。




マツムシソウ

8合目 標識


目的地の8合目

トリカブト



ゴマナの花と箕輪町の田園風景

晴れていれば守屋山&八ヶ岳も



小ピークの7合目で休憩中、今日二人目の単独男性と会った。もう山頂まで行ってきたとのことで立ち話。東京からわざわざ来たそうだが笹やぶの道には、やはり閉口していた。このコース、春には手入れされるようだが、登る人の少ない里山は、どうしても荒れてしまうのでしょう。

8合目手前、心配していた雨が降ってきた。ここで帰ろうかと迷っているところへ朝会った短パン姿の男性。目標の8合目は、あと僅かだからの言葉をもらって、もうひと頑張り。着いた8合目はガスに煙り、望郷の石碑が建つ小さな丘といったところでした。

おにぎりを食べようとザックを下していると、なんと雨があがってくれた。そして8合目にいる30分の間に、ガスが流れて麓の田園風景が見えてきた。展望は駄目とあきらめていたので、ご褒美をもらえたようで嬉しかった。
この経ヶ岳、ルート整備と展望のない山頂を整備すれば、訪れる登山者が増えるのではと感じた。




8合目から下山

仲仙寺に戻る



下山後、4日目 撮影

最奥が経ヶ岳山頂(伊那市 西箕輪 与地地籍から)



2008年9月8日



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