上信越高原国立公園
黒斑山・蛇骨岳登山
くろふやま 2.404m・じゃこつだけ 2366m
イワカガミ
2008年6月16日
自宅発3:30→伊那IC→岡谷IC→国道142号線→チェリーパークライン→5:45車坂峠6:15→トウミの頭8:25→8:50・黒斑山・9:15→9:50・蛇骨岳・10:10→中コース分岐11:10→12:45車坂峠=高峰高原ホテル入浴2:30→17:30自宅着 |
■ 高峰高原ホテル ●中コース分岐 ●トウミの頭 | |
2008年6月16日
黒斑山の魅力は、なんといっても浅間山の展望。それと比較的安全に短時間で登ることのできるのも魅力と思う。梅雨のさ中、北に行くほど晴れとの予報もあり、調べてみると現在の浅間山安全度レベルは1。これは行かなくてはと3時起きの出発となった。
岡谷まで高速道を利用し、その先は最短となる一般道で小諸を目指した。クネクネとカーブの続くチェリーパークラインを登り切った左手に高峰高原ホテル、早い時間に着くことができ、車はホテルの駐車場に停めさせていただいた。 |
爽やかな朝 |
アズマシャクナゲ |
高峰高原ホテル・籠ノ登山方面 |
道を挟んだところに案内板もある登山口。付近にはハクサンイチゲとイワカガミがいっぱいあり早速撮影タイム。表コースを行くことにして歩きだしたが朝の空気が美味しい。カラマツと庭石のように点在する溶岩のあいだを登ると車坂山、折角登ってきたのにと思うほど一旦鞍部に降りる。
鞍部から礫地を登り返し進むと開けたところにでた。振り返れば車を停めてきた高峰高原ホテルが小さく、高峰山や籠ノ登山の山腹を横切る湯の丸高峰林道線がくっきり見える。ここから北アルプスも見えるらしいが残念ながら雲に隠れていた。 |
避難シェルター |
赤ゾレの頭にて |
しばし展望を楽しんだあとはシラビソなど針葉樹の登りとなった。でも所々に開けた場所がありこれから向かう黒斑山も見える。また足元にイワカガミの群落が頻繁にでてくるので楽しい。やがて前方に見えていた空の面積が広くなったとき鉄製の避難小屋が現れた。
この避難小屋からひと登りすると浅間山前衛の前掛山の頭が見えて思わず「おお〜」と声がでてしまった。更にひと歩きで「赤ゾレの頭」に着いたが、目の前になった山の迫力は凄く圧倒されるほどの存在感だった。 |
黒斑山から蛇骨岳へ続く稜線
「赤ゾレの頭」から中コースの分岐となる鞍部まで一旦降りる。右側が大きく切れ落ちているので注意しながら登り切ると「トウミの頭」。この「トウミの頭」からの展望は正に見事の一語だった。 |
パノラマ展望(トウミの頭から)
黒斑山をピークに弧を描くように続く稜線が素晴らしい。眼下の湯の平は青々としミニチュアのゴルフ場のようにも見える。小さな池糖もいくつか見えた。「トウミの頭」の東側は数百メートルはあろうかの断崖絶壁、落ちたらとても助かりそうもない。 |
パノラマ展望(黒斑山頂から)
トウミの頭から20分ほど登ったところに火山活動の監視カメラ、その先が黒斑山山頂だった。山頂は腰掛けるのに丁度良いような石がいくつもあって正面の浅間山を望む絶好のポイント。休憩していたらご夫婦が登ってきた。今日初めて会った登山者でした。 |
時間も早いので蛇骨岳まで行ってくることにした。しばらく樹林帯のなかを下っていくが、融けないままの雪が何ヶ所もあった。やがて右側が開け浅間山と湯の平を見ながらの気持ち良い歩きが続きます。黒斑山で会ったご夫婦が遥か先を歩いて行く。
蛇骨岳は、ちょっとした岩の塊があり、ここが山頂なのと一瞬思ってしまうようなところ。周辺は広いところもあり展望は更に素晴らしい。前掛山に隠れていた浅間山の火口縁もはっきり見える。蛇骨岳からさらに先まで足を延ばしていたご夫婦、戻ってくるのが小さく見えた。 |
コヨウラクツツジ |
蛇骨岳からの復路 |
湯の平への分岐 |
下山することにして来た道を戻ります。黒斑山まで戻ると次々と登ってきた幾組ものご夫婦パーティーと会った。湧きだした雲は時間とともに増え、荒々しく見えていた剣ヶ峰も見えたり隠れたりしていた。 |
ハクサンイチゲ
復路の中コース |
ハクサンイチゲ |
正面・赤ゾレの頭(復路で) |
イワカガミ
帰りに使った中コースは静かな樹林帯。一部登山路と雨水の流れが一緒になるところは深くえぐられ滑りやすいところもあった。ちょっと遅くなったけど、途中開けたところで花を見ながらの昼食タイム。緩やかな下りが続く道は表コースと違った魅力でした。 |
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