山梨県 笛吹市 芦川町
黒岳〜新道峠
(1,793m)


新道峠展望台から

2007年12月4日


自宅発4:30→国道152号線→中央高速諏訪南IC→甲府南IC→R358→市営林道蕪入沢上芦川線→7:15林道分岐7:30→登山口7:40→8:45黒岳9:20→破風山10:30→(昼食)新道峠12:00→水ヶ沢林道歩き→12:30林道分岐12:40→県営林道蕪入沢上芦川線→R137→国道20号線→国道152号線→高遠さくらの湯→自宅着16:30

林道分岐 登山口 どんべい峠 すずらん峠 新道峠
地図はイメージです


2007年12月4日
同じ山に登ることはあまり多くないけれど、山梨方面の好天予報で頭に浮かんだのが御坂山塊の黒岳。2004年に登ったとき、展望台から見た美しい富士山と河口湖の風景が忘れられず、も一度見たいと三回目の山行きになりました。

出発時の伊那は小雨。国道152号線、杖突峠を越えるときには白いものが舞っていた。国道20号線から別れ、中央高速道諏訪南ICへの登りは、薄っすらと雪の積る朝でした。それでも長坂を過ぎるあたりから正面には大きな富士山が現れ、予報通りの天気に嬉しくなり、横でウトウト舟を漕ぐ女房を起こしてしまった。

日本の原風景の雰囲気が残る芦川村、雰囲気は相変わらずだったが合併により笛吹市芦川町となっていた。芦川に沿うように点在する集落を抜け、12月10日から冬季閉鎖となる市営林道蕪入沢上芦川線にむかった。ところが予定外に上水道本管敷設工事のため今日から通行止めの立て看板。まあ時間が早かったので通ることができたが、果たして帰りも通行できるのか一抹の不安を残し目的の林道分岐まで入った。




黒岳展望台

山頂は目前

ノイバラの実



このルートから登るのは二回目、山頂に早く立つことができるので軟弱の我々向き。前回はショートカットとなる登山口が分からずドンペイ峠(日向坂峠)まで行っちゃったが、地形がわかった今回、それらしい入口から入ったが正解だった。

ドンペイ峠からきた道と合流、勝手知ったるコースとなったからか女房の歩きは軽快だ。気温はあまり低くなかったものの陽が射さない登りは御坂町側から吹き上がってくる風に耳が冷たい。バンダナから耳当てつきの帽子にかえ後を追った。





黒岳展望台からの富士山





展望台からのパノラマ風景(4枚の写真を合成)



黒岳山頂から南に200mほど歩くと展望台。ここからの風景は何回見ても素晴らしいと思う。今回もその素晴らしい景色に出会うことができて嬉しかった。ただここは午前中逆光となるので写真撮影は、ちょっぴり難しい。あまり広くない展望台、先端にある岩に交替で登っては写真をパチパチ。ほかに誰もいない二人だけの世界でした。





破風山・新道峠間にあるビューポイント



黒岳山頂から新道峠へは、最初こそちょっぴり急な下りがあるものの、あとは緩やかで気持ち良い稜線歩きが続きます。葉の落ちた木々の間からは特徴ある釈迦ケ岳もみえ、陽だまりハイクに好きなところ。スズラン峠、破風山を過ぎ、新道峠が目と鼻の先となったビューポイントで昼食でした。ここは正面からやわらかな陽の光を受け、風もあたらず、お腹が膨らむと眠くなってしまうほど心地よい空間だ。またこの場所、以前にはなかった定点カメラが設置されていた。ソーラーパネルで電気を供給し無線送信される仕組みのようでした。





30分の林道歩き



新道峠直下まで来ている水ヶ沢林道、車を置いた林道分岐まで30分ほどの歩き。今日は暖かな日和だったが流石に12月、日陰部分は路面が凍りツルツルの場所も。そして車に乗ってから朝心配していたことが現実となった。立て看板通り、上水道敷設工事が始まり大きな重機が道を掘りはじめ通行不能。川を挟んだ、もう一本の道もトンネル工事とかで、こちらも通行止め。さて困った。

それでも御坂町側に通じる県営林道があることは承知していた。祈るような気持ちでドンペイ峠まで駆けもどる。幸いなことに通行できたが落石注意の看板が頻繁にあり恐る恐る通る。事実、自分の車ほどの大岩がガードレールもペチャンコにし、道の半分が塞がっている場所も。あんな岩の直撃受けたらイチコロだねって話しながら通り過ぎた。

ドンペイ峠から凡そ10km、御坂町藤野木地籍の国道137号線にでたときにはほっとした。こちらの林道入口にも12月10日からの冬季閉鎖・・そして芦川町は通り抜けできない旨の看板があった。事前の詳細調査を改めて感じた山行きとなりました。



2004年 破風山・新道峠間からの夜景


2007年12月4日



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