長野県 松川町 飯島町
小八郎岳登山
(こはちろうだけ)標高1.475m

自宅発7:00→登山口8:15→烏帽子ヶ岳への分岐8:50・休憩・小八郎岳山頂9:40(昼食)小八郎岳山頂発11:50→登山口着12:40→・途中ダウン休憩・→清流苑14:00→清流苑発16:00→自宅着17:30

コンビニ 片桐神社 鳩打峠登山口 信州まつかわ温泉清流苑
地図はイメージです



2003年5月6日
先週の飯盛山と二週続いての山行きとなるが、南アルプスと伊那谷の郷が一望できると人気の小八郎岳に行ってきた。小八郎岳は下伊那郡松川町の北西にあって、近年は崩落が激しく復旧工事中とのこと。崩れた岩肌は麓からも見えるほどでした。

時間に余裕があるので高速道を使わず伊那西部広域農道を行くことにした。通勤時間帯と重なったが流れは比較的スムースだった。途中、中央アルプスに雲がかかっていたが時間と共にくっきり姿を現すのを願いながらの走行だった。与田切橋を過ぎ、県道飯島〜飯田線(15号)となり、右手に目指す小八郎岳と抜きんでた姿の烏帽子ヶ岳を目にすることができた。

例によってコンビニに寄り 印 昼食を購入し登山口を探しながら走っていくと、わかり易く小八郎岳・烏帽子ヶ岳登山口と標識があった。中央自動車道の下をくぐり、所々にある案内板に導かれながら登っていくと右手に片桐神社 印 があった。さらに舗装された林道を進み、登山口の鳩打峠を目指した。




治山工事のモノレールに沿って

片桐ダムを望む



鳩打峠 印 の駐車場は15台程は停めれる広さがあった。また治山工事の拠点となっていて、資材運搬用のモノレールの始発駅も?あった。いきなり急登の登山道だったが長くはなかった。道はよく手入れされていて大変歩きやすい。そして程なく、つづら折りの道となり松の木と雑木林が続いていた。遠くに鶯のきれいな声が響き、淡い紫色のミツバツツジは今が盛りで木漏れ日が当たって光り輝いていた。

敷き設された工事用モノレールは絶えずルートに沿うように伸びていて、道沿いのあちこちには山の幸のワラビが顔を出していた。女房のペースが極端に落ちた。まぁ、慌てる山行きでもないし、時間もたっぷり、これもこの時期の楽しみとのんびり行くことにした。やがて芽吹き始めたカラマツの先に片桐松川ダムが見えた。水をいっぱい蓄えたダムは濃い水色でちょっと神秘的であった。




キジムシロ

ナガバノスミレサイシン



凡そ、中間点でしょうか大馬場というところに着いた。すぐ先に烏帽子ヶ岳との分岐標識が見えたので休憩をすることにした。リュックを下ろし熱いお茶で喉を潤していると、シジュウカラか警戒するふうもなく私たちに近づいてきた。しばらく目の前を小さく飛び跳ねていたが、小休止の終わる頃ミズナラの林へと飛び去っていった。ちょっと挨拶に来たみたいだなと思った。

分岐から右手に入ると今までと違って急な登りとなった。途中立て札があり保護されていた「ササユリ」はまだ咲いていなかったが、可憐な花が目に付くようになった。急な坂道にちょこんと咲く姿はいじらしいほどだ。これから益々新緑も濃くなり、いろいろの花が咲き出してくるのだろうが、花に癒されながらの里山歩きも大きな楽しみのひとつだ。




山頂直下の治山工事

片桐小八郎碑の前で



登山道の右手が所々開け、大きく崩落した様子が見えてきた。立ち入り禁止のロープが張ってあり急峻の場所で大工事のようである。工事に伴ってなのか登山道は迂回する形につけられていた。山頂直前にもある烏帽子ヶ岳への分岐を折れ、山の裏手に回ると頂上に着いた。

頂上には六畳間ほどの避難小屋と石碑が建てられていた。そして太い索引ロープがあちこちに張られ、復旧工事の最中であることがわかった。石碑について詳細はわからないが手を合わせお参りさせていただいた。どうも地元の豪族を祀ったものであるそうだ。





小八郎岳から望む烏帽子ヶ岳



山頂からの眺めは素晴らしいものだった。ちょっと霞がかってはいるが雪解けが進んだ南アルプスの山々が連なり、つい一ヶ月前に登った陣馬形山。眼下に飯島町から松川町、天竜川をはさんで対岸の郷と壮大な風景であった。着いたとき雲に隠れていた烏帽子ヶ岳の頂も姿を現してきた。小八郎岳と標高差700m余りの山容は一段と高く険しく見えた。

時間は早かったが昼食にすることにした。麓の田畑や家々の見える場所にシートを広げ、のんびりの食事となった。柔らかな陽射しと心地よい風が吹き抜け気持ちよかった。食事の後、贅沢にも休憩小屋で30分ほど昼寝をしてからの下山となった。下山は烏帽子ヶ岳へ通じるルートを通ってみることにした。

下山途中、女房のお腹の調子が悪くなってきてしまった。少し歩いてはお腹が痛いとうずくまってしまう。時間をかけながらなんとか駐車場まで戻ってきた。持参の薬を飲んでみたがすぐには治まる気配はなかった。このまま山に居るわけにもいかず車に乗ったが休み休みの走行であった。

帰宅後、医者に掛かったが急性胃腸炎とのこと。3.4日、おかゆの食事となったが幸いに回復することができた。山の中での体調不良。一瞬どきりとした山行きでしたが、今はいつものかあちゃんに戻ってホッとしているところです。





清流苑から望む小八郎岳(崩落の山)と烏帽子ヶ岳


小八郎岳山頂からの展望

2003年5月6日 撮影

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