年輪を刻んだ大木の神社脇を西に入るが、登山口への案内板が親切だ。小さな交差点をまっすぐ進むと両小野中学校に突き当たる。ここでもわかりやすい案内板があり迷うことはない。案内板に導かれるように進むと北小野簡易水道、上ノ山配水池横が登山者の為に用意された駐車場。ここまで、この時期あまり使われない畑道は15cmほどの深い雪。でも除雪してあり地元の人達の心遣いがうれしかった。
身支度を整え登山口に向かった。近くの枯れヨモギに霧氷がついてなんともきれい。いきなり急登の登山道も階段状に整備されている。ただ踏み固められた雪が凍っているから一歩一歩慎重に。やがて見覚えのある石碑「御嶽大権現」に着いた。由来について「文化八 辛(かのと)未(ひつじ)天 講中」(1811年)とあり、木曽御嶽信仰の仲間が建立、祭事を行ったものであろうと書かれていた。 |