長野県 辰野町 塩尻市
霧 訪 山 登 山
(1,305m)




2008年1月28日


自宅発7:10→国道153線→7:50北小野登山口駐車場8:05→登山口8:07→8:40送電線鉄塔8:46→避難小屋8:55→9:35霧訪山頂・展望と昼食・発11:05→駐車場着12:10→みのわ温泉ながたの湯→自宅着15:30

弥彦神社 駐車場 中部電力送電線鉄塔 避難小屋
地図はイメージです


2008年1月28日
この寒さ、なかなか布団から出るのが辛い。でも、でてきてよかった。霧訪山は2002年にも登ったことがあるけれど、低山にも関わらず展望が素晴らしい。今回も辰野町と塩尻市境になる北小野地籍からのルートをとりました。

伊那から国道153号線を北上、途中コンビニで行動食を調達し登山口に向かった。ちょうど通勤時間帯と重なったがスムースに流れ、一時間弱でJR中央東線小野駅の先、目標の弥彦神社に着いた。




除雪が、ありがたい

枯れヨモギに霧氷



年輪を刻んだ大木の神社脇を西に入るが、登山口への案内板が親切だ。小さな交差点をまっすぐ進むと両小野中学校に突き当たる。ここでもわかりやすい案内板があり迷うことはない。案内板に導かれるように進むと北小野簡易水道、上ノ山配水池横が登山者の為に用意された駐車場。ここまで、この時期あまり使われない畑道は15cmほどの深い雪。でも除雪してあり地元の人達の心遣いがうれしかった。

身支度を整え登山口に向かった。近くの枯れヨモギに霧氷がついてなんともきれい。いきなり急登の登山道も階段状に整備されている。ただ踏み固められた雪が凍っているから一歩一歩慎重に。やがて見覚えのある石碑「御嶽大権現」に着いた。由来について「文化八 辛(かのと)未(ひつじ)天 講中」(1811年)とあり、木曽御嶽信仰の仲間が建立、祭事を行ったものであろうと書かれていた。




御嶽大権現の石碑

急登が続く

登山道脇の避難小屋



里山特有の急登の連続に汗が噴き出す。でもこれが久し振りで心地よい。ほどなく送電線鉄塔下に着いた。▲印 霧訪山友会の方たちが整備した休憩ベンチと「かっとり城跡」の柱。ここは戦国時代、三つあった山城跡のひとつ、山麓に向かって謂れの地名があると書れていた。

今は真冬、キノコの時期ではないが道の両側はロープが張られたマツタケ山、相変わらず立派な赤松林が続く。そしてちょうどルートの中間くらいに位置する避難小屋に着いた。▲印 この霧訪山、雷の発生しやすい地形とかで、緊急時にはありがたい存在になるのではと思った。





みはらし台からの眺め



更に小さくジグザグ急登をがんばると右手に開けた見晴台。雪に埋まっていたけれど、ここも休憩できるようにベンチが作られている。ここからの展望も素晴らしく、隣の尾根越しに高ボッチ山から茶臼山、その先には美ヶ原高原の鉄塔群など一望できた。

またこの山、登山道沿いの雑木に名札が付けられてて親切。おなじみのブナ(ぶな)に令法(りょうぶ)、夜叉五倍子(やしゃぶし)、冬青(そよご)。なかでもバラ科の牛殺(うしころし=別名(鎌柄)カマツカ)と名のついた木には思わず立ち止まり二人で見入ってしまった。

頂上直下の凡そ70mは更に急登。はやる気持ちを抑えながら最後の頑張り。そして到着した山頂では6年前にも味わった感動の景色が待っててくれました。




山頂にある安全登山の鐘

6年ぶりの山頂





北アルプスと松本方面





八ヶ岳連峰と車山・霧ケ峰方面



山頂からの展望は見事。青空を期待してきたが薄っすら曇りで残念。それでも北アルプスは穂高連峰から白い山並みが遠くまで続く。眼下の塩尻市とその先の松本平は空港滑走路もよく見える。東に目を転ずると霧が峰高原から車山、さらに八ヶ岳の峰々が雄大だ。

南東は守屋山に入笠山。その後方に甲斐駒と仙丈。塩見岳もはっきりわかる。尖がった北岳は仙丈ケ岳の左肩先の位置関係だった。中央アルプス木曽駒は手前の大きな経ケ岳に隠れるが、麓から長い尾根の空木岳、真っ白な頂の御嶽山と、正に360°のすばらしさ。凍える手でしばし撮影に没頭した。





北小野の街と南アルプス方面



山頂は10cmほどの雪。ベンチに腰掛け湯を沸かしてのコーヒータイム。この日は風こそないものの薄日ゆえ気温も低いので火力が弱い。冬用のガスに換えてくるのをうっかりした。手でボンベを温めながら沸騰を待った。しばらくすると塩尻尾根から単独男性が登ってきた。

ゆっくり過ごした山頂、地元松本から来たという単独男性は一足先に下山していった。帰りは安全を考え軽アイゼンをつけた。やはり足元が安定するから歩くのが楽だ。途中、中京方面から来たという素敵なご夫婦とちょっぴり立ち話。下山後、おなじみ「みのわ温泉ながたの湯」で体の芯まで温まる。久しぶりとなった霧訪山だが、標高差450mとお手軽でもあり、気持ちよい汗をかくことができました。



2002年 パノラマ1 2002年 パノラマ2


2008年1月28日



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