長野県 飯田市
風 越 山 登 山
(かざこしやま)1.535m

自宅発6:15→中央高速道駒ヶ根IC→飯田IC→登山口7:40→石灯籠8:10→秋葉様9:15→9:35・虚空蔵山・9:50→11:20白山社奥社本殿11:30→・風越山頂・11:50→12:15奥社本殿12:35→延命水13:50→15:00登山口15:15→湯ヶ洞温泉御大の館→17:00座光寺駅

今宮球場 登山口駐車場 秋葉様 矢立木 延命水
地図はイメージです




虚空蔵山から北岳・間ノ岳&塩見岳



2005年11月7日
風越山(別称 権現山)は飯田市街地を始め、広い範囲から望むことができる美しい形をした山です。山頂近くには国の重要文化財の白山社奥社本殿があり、信仰登山としての歴史も古いそうです。それが今も受け継がれて市民や小学生の集団登山、風越マラソンなどのニュースも聞きます。また、県指定の天然記念物「マルバノキ=紅万作」の群生地としても有名で、四季折々の美しさを求めて登られる人も多いとのことです。この日もベニマンサクの珍しい花を見ることができました。




登山道入口看板

高美徳霊神碑



朝方まで降っていた雨の影響で、風越山登山入口の看板から入る押洞(おしぼら)登山口に着いた時には、辺り一面は霧で煙っていた。打ちっぱなしゴルフ練習場上にある2.3台は停めることのできる駐車スペースは木々に囲まれて暗い場所だった。

簡易舗装された檜の密集林を暫く登る。ムジナ坂の標識を見る辺りで早速クリタケを見つけてしまった女房、どうやら今日もなかなか前に進まない歩きとなりそうであった。やがて登山路は舗装も終わり、左に大きくカーブしS字状の急坂が続いた。




石灯籠と湯の沢口分岐

石仏を見ながら



出発から30分余り、平坦な道となった先に石灯籠が見えてきた。湯の沢登山コースとの分岐で脇には風越山を紹介する看板もたてられていた。歩きやすい広々した登山路がどこまでも続く。道の両側には一定間隔にある三十三観音像と石仏が迎えてくれた。苦竹(にがたけ)入口、蚕種石(こたねいし)などと説明板もあって一息入れては登ることができました。





2〜3m幅員の登山道が続く



幻想的なベールに包まれたような霧の道も標高が上るにしたがってとれてきた。樹間から南アルプスの山並や麓の家々を見ることのできる場所もあった。やがて分岐の秋葉山大権現が祀られた石碑の場所に着いた。まず展望のある虚空蔵山(こくぞうやま)へとコースを右にとることにした。深い谷の奴谷(やっこだに)を見て、15分ほどの頑張りで虚空蔵山頂となりました。




秋葉様の石碑

虚空蔵山に着いた



虚空蔵山山頂は広場となっていて東南の方角が切り開かれ、ほぼ180度の展望があった。近くには半月形の方位盤もあって刻まれた山名を見ながら山座同定できるようになっていた。また鉄骨で作られた雨宿りスペースや、今は里宮に移されたという虚空蔵菩薩が安置されていたと思われる小さな祠もあった。

小休止のあと虚空蔵山からホンの少しの歩きで秋葉様からの巻き道と合流した。分岐先にはベニマンサクについての説明板もあり、マルバノキが頻繁に見られるようになった。紅葉のマルバノキに小さく星型のベニマンサクの花を見つけるのが楽しくなったが、上に行くほど葉は落ちて盛りは少し過ぎてしまったかなと感じた。




ベニマンサクの花

岩を削った石段

紅葉マルバノキ



白く大きな柱でできた矢の矢立木を過ぎ、風越山の頂上が見える稜線にでた。稜線からは霞んではいるが遠くに恵那山も確認することができました。赤い鳥居をくぐり、南無妙法蓮華経と彫られた駐馬巌碑の大岩を過ぎると、岩を削ってつけられた石段が続く。杉の大木に挟まれた急な石段を登ると山門が、山門の右手は広場となっていた。山門をくぐり更に石段を頑張ると改修されたばかりの美しい奥社本殿がありました。




奥社手前の石段

白山社 山門

改修された奥社本殿



本殿にお参りした後、山頂に行ってくることにした。一旦の急降下と登り返しのあるちょっとした難所だ。だが補助ロープもあり木の根も張っていて慎重に登れば大丈夫だ。ただ雨上がりで滑るのと足の短かさで股のつかえる女房は難儀した。




奥社から山頂へ更に20分

山頂手前の急登

展望なしの静かな山頂



山頂はブナ林に囲まれて展望はなく男性がひとり周辺の笹の葉を刈っていた。挨拶を交わしたが上空に雨雲が張りだし暗くなってきたので写真撮影だけで山頂を離れることにした。昼食は奥社本殿下の広場に戻りとることにした。ポツりポツリと脅かしの雨が落ちてきて慌しい食事となってしまった。

復路は虚空蔵山の山腹を横切るようにつけられた巻き道を戻ることにした。このコースには断層から流れ出す水があって「延命水」と命名され、細く糸を引くように流れ落ちていた。また再び差し込むようになった光を浴びて、コース沿いの色づいた木々の葉が輝いて美しいルートでもありました。





復路の紅葉と延命水&キノコ写真を合成



バライティーに富んだ今回の山行きは楽しかったですが、いつもと違ったフィニッシュとなりました。それは下山後の行動が別々になったことです。2年ぶりに開かれることになった同級会に出席の為に私は信州の秘境、南信濃の遠山郷へ、女房は一人寂しく?電車で家に帰ることになったのです。「湯ヶ洞温泉御大の館」で汗を流しサッパリしたあと、JR飯田線、座光寺駅まで送り届けて暫しの別れとなりました。



2005年11月7日 撮影



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