松本市 安曇 上 高 地 散 策（新緑）
２００５年６月１３日
朝日に映える焼岳（大正池）
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（大正池〜明神 １３．５ｋｍ 歩き）
●大正池ホテル●田代橋●河童橋●明神橋●バスターミナル |  |
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日本の代表的山岳風景といわれる上高地は、登山者の基地となったり一般観光客が訪れる人気の場所である。いままで地元信州に居ながらにして、訪れる機会がなかったが、チャンスはあっさりやってきました。 いつもの山行き相棒は、お付き合いの日帰り旅行となっちゃいました。それをひとり留守番してるなんて寂しくて真っ平ごめんです。天気図と衛星画像をチェックしますと、なんと西に行くほど好天予報じゃないですか、ここは上高地しかないなと相成った次第でございます。 ５時のゲート開きと同時にタクシーで釜トンネルに入った。暗く狭いトンネルだが、新トンネル工事も最終となり７月の開通を目指し、急ピッチとのことであった。大正池ホテル脇でタクシーを降り湖畔にでた。立ち枯れの木が点在する湖面は穏やかで、水面の先には朝日で輝き始めた焼岳が大きく見えていた。 |
 若い女性がポツンとひとり |
 田 代 湿 原 |
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大正池から田代池に向かうことにした。まだ明けきらない小道だが早朝の散策を楽しまれる人たちが歩いていた。整備された散策路は所々木道もあり、暫く行くと目の前が開けて湿原があった。田代池は、ここからほんの１００ｍほど右手にいったところにあった。 田代池から田代橋へは自然研究路という梓川に沿うルートをとった。途中、川縁にでてみたが広々とした川原は水量も多く、ここから見える焼岳は時折白い噴煙も見えていた。写真を撮りながら、のんびり歩いて４０分ほど、田代橋、穂高橋と二つ続く橋を渡り対岸へでた。 |
 上高地温泉ホテル |
 焼岳と梓川 |
 対岸の六百山 |
 ウエストン碑 |
| ここから右岸の歩きは木のベンチもあり休みながら散策できるようになっていた。川が大きく右にカーブする辺りまで来るとウエストン碑のある園地である。対岸には霞沢岳や六百山と素晴らしい眺めで、ホテルや旅館など左手に見ながら歩けば上高地のシンボルともいえる河童橋であった。 |
 穂高連峰と梓川（河童橋上にて） |
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橋の上から見る風景は見事である。清らかな川の流れの先には、差し込んできた光を受けて、正に絵葉書のように残雪の穂高連峰が広がっていた。まだ観光客の姿も少なく絶景の独占状態となりました。 小休止のあと河童橋から１時間ほど上流となる明神まで足を延ばすことにした。清水川の小さな橋を渡りビジターセンターのある小梨平では、カラマツ林の中にあるキャンプサイトに入ってみた。静かなスペースのなか、カラフルなテントが点在し時間から朝食中の人達が多かった。 |
 明神橋と五峰（手前）奥に明神岳 |
 明神一之池 |
 目の前までカモが |
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小梨平からは関係者の車も通る樹林の中の広い道だった。登山者の行き来も多いからか歩きやすく緩やかに登っていく。所々樹林の切れ間からは明神岳の前衛の山になるのか、鋭くカッコいい山を左手に見上げながら歩く。ほどなく散策者がくつろぐ明神館前に着いた。 明神池へは梓川に架かる吊り橋をわたり１５分程、鳥居をくぐり嘉門次のレリーフをみて穂高神社奥宮の横から入っていく。静かで神秘的な湖は一之池、二之池とあり、澄み切った水の中には岩魚が泳ぐのが見えた。遠くにいたマガモだったが人懐っこく近づき、水から上って目の前まできたのには驚いた。 |
 木立の影にイワカガミ |
 苔むす清流と六百山 |
 まだ蕾のレンゲツツジ |
| 復路は右岸を下る自然探勝路と命名された道を戻ることにした。好天に恵まれ多くの散策者と行き交うようになってきた。木道の散策路を歩き始めて間もなく、小さな沢を渡ると緑のシャワーが降り注ぐ樹林帯の心地よい歩きが続きます。梓川に沿ったり離れたりの道は、澄んだ小川と湿地帯の中に続き、途中涼しい木立の陰で大休止の後、河童橋まで戻りました。 |
 賑わいの河童橋(11:45 撮影) |
| 混雑する前にと早目のバスに乗り沢渡の駐車場に戻った。少し遠回りとなりますが白骨温泉露天風呂で疲れを癒すこともできた。いつの日か行ってみたいと思っていた上高地は、天候にも恵まれ気ままな一人旅で実現できましたが、次回は季節を変え女房と再び訪れたいと思うほど魅力あるところでした。 |
２００５年６月１３日 撮影 |
