陣馬形山登山
(じんばがたやま)標高1.445m

自宅発8:00→登山口9:10→丸尾のブナの木10:40→陣馬形キャンプ場11:30→陣馬形山頂11:40・頂上発12:20→陣馬形キャンプ場12:30(昼食)キャンプ場発13:15→登山口着15:00→こまくさの湯16:00・こまくさの湯発17:00→自宅着17:30

坂戸橋 Aコープみさと店 風三郎神社 登山口 ブナの木
地図はイメージです



2003年4月7日
陣馬形山は山頂近くまで整備された林道も通じ、牧場やキャンプ場もあって人気の里山です。また天候に恵まれたとき眼下に広がる伊那谷と中央アルプス、南アルプスの展望台としても有名な山です。
20年ほど前、サフォークの放牧風景のビデオ撮影に折草峠から車で入ったことがありましたが、今回はポピュラーな登山口である中川村美里地区から入山することにしました。



下山後撮影

飯島町から望む陣馬形山



国道153号線から折れ、天竜川に架かる坂戸橋をわたり急カーブを一段上がると正面には大きな案内板がある。広域基幹林道陣馬形線から林道黒牛折草峠線に沿って上る登山口を確認した。小さな谷田川に沿って上がっていくと登山者用の駐車場も完備されているAコープみさと店前の登山口に着いた。印 更に狭い道を上って行くと小渋ダムからくる広域基幹林道陣馬形線に突き当たった。風三郎神社前 を左折し、暫く進み2km、時間にして30分ほどを短縮した林道脇に車を止めた。




林道脇に駐車して

なだらかな登山道



身支度を整え広く整備された登山道に入った。日陰には2日前に降った雪が残り、いくつかの足跡がついていた。暖かな日差しが差込み木々の若芽も少しずつ膨らみ始めているようだ。そして私たちに語りかけてくるように透き通った小鳥の声が雑木林に響き渡っていた。時々立ち止まって胸いっぱい吸い込む空気が美味しい。
二回目の林道を横切るあたりから道も狭くジグザクに登るようになる。周辺には赤松とカラマツの木が多い。額にはうっすらと汗が浮かんできた。登るにつれ斜面の雪も多くなり、やがて山腹を巻くようになだらかな登山道が続いていた。



丸尾のブナの木

丸尾のブナ



目の前が明るく開けた。登山道脇に説明板と大きなブナの木が現れた。 印 なんとか写真にすべてを入れようと広角レンズを装着してもとても入りきらない巨木である。由来の記された説明板を見入った。推定樹齢600年、目通り幹の周囲7m、樹高10m、東西22m、南北20mとあり、謂れについて風鎮めのご神木として祠が建立された歴史などが書かれていた。

ブナの大木を見入った後は急な登りとなった。頂上近くの林道に通じる道だ。気温が上がってきた為、木々に凍り付いていた雪が頭の上に音を立てて落ちてくる。そして春の訪れを告げるといわれるマンサクの花があちこちに咲き始めていた。




マンサク
復路撮影
山頂手前キャンプ場



拡幅整備されたばかりなのか綺麗に舗装された林道に出た。防災無線など通信施設の拠点か大きな鉄塔が建っている。雪に覆われた放牧場の先には折草峠に通じる林道と雲ひとつない青空がひろがり、正面には美しく尖った姿の塩見岳、さらに荒川岳から赤石岳と遠く南部南アルプスの山々までが見渡せた。

頂上手前のキャンプ場に着いた。 印 冬期間も避難小屋として開放されている大きなハウス、炊事の為の施設、休憩の椅子やテーブル、東屋が整っていた。この時期の平日、誰もいないキャンプ場は静かである。さらにひと登り、両側ヤマツツジの緩やかな道をたどると大展望台といわれる山頂だ。



陣馬形牧場脇から撮影

南アルプス連山 鋸岳、仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳



なんという素晴らしさだろう。正面に中央アルプスの山々が連なり、眼下には伊那谷の町並みが一望できる。息を呑むほどの展望だ。山頂に設置されていた大型双眼望遠鏡を覗いてみた。まだ深い雪をかぶったアルプスの頂もすぐ目の前のように見える。千畳敷カールから八丁坂を登りきった乗越浄土を歩く登山者の姿も見ることができた。目の前に広がる風景の見事さはずうっと見続けていても飽きないほどであった。

昼食はテーブルもあるキャンプ場まで降りてとることにした。山頂を下りると私たちと同年齢と思われるご夫婦がにこにこしながら登ってきた。今日は東京から来られたとのこと。奥さんのご実家が乗鞍の麓で、いずれは信州で生活したいと話されていた。暖かな日差しを受け最高の景色を見ながらゆっくりの昼食タイムとなった。





山頂からの中央アルプス展望



中央アルプスの山座同定



2003年4月7日 撮影

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