後立山連邦 富山県・長野県
爺 ヶ 岳 登 山
じいがたけ(2.670m)
(1日目)
2005年8月1日
自宅発3:00→中央高速伊那IC→豊科IC→北アルプスパノラマライン→大町アルペンライン→5:00扇沢登山口(朝食)発5:45→10:30種池山荘10:35→11:50爺ヶ岳南峰12:00→14:25冷池山荘(泊)

扇沢登山口 種池山荘 赤岩尾根分岐 冷池山荘
地図はイメージです





爺ヶ岳中峰付近からの展望



2005年8月1日
今年の夏山は北アルプス、後立山連峰の爺ヶ岳と鹿島槍ヶ岳を二泊三日で歩いてくることにした。直前の天気予報は日本海縁に横たわってしまった前線の影響で、梅雨の末期と似たような形となっていた。

天候不安と気持ちの高ぶりもあって、短い眠りのままベル音に驚いて目が覚めた。県道大町扇沢線へは、家族そろって黒四ダムに訪れて以来となった。心配した駐車スペースも登山口前に空きがあり停めることができた。計画書をポストに入れて扇沢左岸の登山道にとりついた。




扇沢の登山口

ツルリンドウ


キヌガサソウ

整備された登山道



いきなりジグザグの急登となったが、歩きやすいと評判通りきつく感じなかった。ただ燕岳登山のとき、1300m余りの標高差登りで太腿が痛くなった体験から、長丁場を意識してゆっくりペースを心がけた。

大きく聞こえていた扇沢の水音が遠くなっていき、やがて1時間ほど頑張ると左手が明るく開けた。目の前には三大雪渓のひとつといわれる針ノ木雪渓が、眼下には扇沢の広い駐車場が見えた。程なく今にも倒れそうに傾いたケルンに着いた。




ガレ場と雪渓横断

石道も続く

コバイケイソウ群落



さすがに人気の登山コースだけあって多くの人たちと行き会うようになってきた。早くも下山してきた人達、同じ時間ころ出発となった大阪からという女性四人組とは後先になりながらの登りとなった。ちょっと怖い急峻なガレ場と小雪渓を慎重に過ぎ進むと、一面真っ盛りのコバイケイソウの先に種池山荘が見えてきた。




チングルマ群生

タテヤマリンドウ


ハクサンフウロ

爺ヶ岳 南峰



種池山荘からの道はお花畑の道である。コイワカガミにアオノツガザクラ、なかでも広い範囲を埋め尽くすチングルマの群落は見事であった。緩やかな登りのハイマツ帯を進むと、なだらかな右手斜面から這うようにガスが上ってくる。ザレて歩き難くなってきた爺ヶ岳南峰の頂は忽ちガスに隠れてしまった。




ガスが上がってきた

タカネバラ


可憐なコマクサ

展望なしの稜線歩き



展望のない南峰では小休止のあと宿泊の冷池山荘を目指すことにした。疲れもでてきた体だったがコース脇にある綺麗な花が励ましてくれる。アップダウンの山腹を巻く道も頑張りどころである。時々見え隠れする山小屋だったが小さく遠かった。地図タイムの30%増し、予定通り冷池山荘に着くことができました。

部屋は改装して都合よく作られたロフトルームに案内された。予約してあったせいなのか、一泊二食としたからなのか不明である。同じ部屋、下に泊まったご夫婦は二人で一枚の布団だった人もいたからなぁ・・・。上り下りの小さな階段は難儀だったが二人だけの小さな空間はありがたかった。

2回目6時からの夕食となったのを幸いに、ガスで何も見えない外の展望場所に移動した。私は生ビール+350mlの缶、女房はコーヒーにケーキセット、持参のワイン少々を飲んでのくつろぎである。いくつかのベンチは想い想いに過ごす人達でいっぱいであった。睡眠誘発水のお陰に朝までぐっすり寝てしまった。



2005年8月1日・2日 撮影



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