富士 箱根 伊豆国立公園
淨 蓮 の 滝




伊豆 天城 湯ヶ島



新聞やテレビで暖かな地方の花ニュースを目にすると、寒さが続いている信州との違いに驚く。早咲きで有名な河津桜も満開になったことを知り急いで情報収集。折角だから伊豆半島をぐるり周ってこようと欲の深い計画をたてた。宿泊はネットで検索、我が家にとっては、ちょっぴり贅沢というか、てんこ盛りの旅になりました。

2008年3月3日
河津町までカーナビが推奨したルートは270km程、順調でも4時間を超えることがわかったのでちょっと早起き。伊那インターチェンジETCゲートは3時58分とギリギリも深夜割引になんとか滑り込むことができた。

一宮御坂で降り、東富士五湖道路では頭に雲を乗せた富士山とご対面。御殿場、三島を通るころは通勤時間帯と重なったが軽快に進む。やがて修善寺を過ぎると「淨蓮の滝」の看板を頻繁に見かけるようになり寄ってくことに。

駐車場から5分ほど下ったところが滝。想像していたより規模は小さく水量も少ない印象。この滝の周辺はハイコモチシダという珍しいシダがあると立て看板。滝の周囲にも群生しているのが見えた。近くにはワサビ田、男性2人が清流水で根っこを洗い、ワサビの収穫に忙しそうでした。



旧天城トンネル


天城山隧道碑

北側入口と休憩 あずまや







旧天城トンネルへの分岐まで来ると冬季閉鎖の立て看板。どうしたものかと思案中、通り抜けできますよと観光客を乗せたタクシーが入って行く。歩くつもりで身支度を始めていたが、我々も車で行くことに。日陰部分、一部凍結が残っていたものの危険なく通行できた。

隧道(トンネル)入口に来ると、むかし茶屋があったとされる場所にトイレと東屋。近くには天城峠から東に向かい、伊豆の最高峰万三郎岳(1.407m)方面の天城縦走路。西に向かう凡そ42kmの伊豆山稜線歩道。そして淨蓮の滝から河津七滝を結ぶ所要時間約8時間の踊り子歩道についての案内板があった。

隧道は切石積で造られたものとしては最大長とのこと。技術的にも完成度が高いということで重要文化財に指定されていた。また川端康成の「伊豆の踊り子」など多くの文学作品にも登場しているとの事。全長445.5m 、幅員4.1mのトンネルは小さな灯りだけで薄暗かった。車は交替で運転し「踊り子歩道」ほんの一部を歩くことができた。



河津七滝ループ橋





河津町側に入り、ぐるぐる目が回りそうな河津七滝ループ橋を過ぎると桜が木が目立ってきた。やがて祭り会場に近づくにつれ、見事な桜並木。町役場横の駐車場に車を入れ、河津川の縁にでると両岸は花見する人で大賑わいだった。

河津桜については八重桜をイメージしてきたが花弁は一つ一つ独立し濃いピンクが綺麗。川に沿って3kmにも及ぶという桜は満開。若い木が多かったから年月が経つにつれ更に見事になると思った。そして民家の軒先にある、元となった桜を見たあと河津町を離れ下田へ。



河 津 桜



河津川に沿う桜の帯




鈴なりの花弁

河津桜のトンネル





河津桜の原木



下田では港内にある道の駅で昼食。新鮮ネタの大トロ、中トロは、回転寿司とは思えない美味さで女房も大満足。ちょうど昼時、混雑だったので写真はなし。芸能人もお立ち寄りの店らしくサインの皿がいっぱいあった。父ちゃんはサインしてくださいと言われなかったねと、可愛くないことをいう女房。かつとんはそんなに有名ではないんだよ〜。




下田港観光帆船

回転寿司「魚どんや」へ



みなみの菜の花



南伊豆町 日野



南伊豆町に入ると、こちらもサクラと菜の花祭り。みごとな菜の花畑を見かけ、写真撮影のため広い駐車場の理容室に停めさせていただく。撮影を終え戻ると出先から帰った年配ご夫婦が畑作業の真っ最中。おかげさまでしたと、お礼の言葉をかけると、あべこべに採れたて大根をいただいちゃった。



石 廊 崎


石廊崎灯台

石廊崎漁港

石室神社



伊豆半島は遥か昔、伊東、熱川を通り下田までは行ったことがあった。でもその先になる石廊崎は初めて。ここまできたら最南端灯台も見なくてはと20分ほど歩く。灯台は中に入ることはできなかったが、岬の石室(いろう)神社にお参り。石室神社から更に突き出た絶壁の上には祠が祀られていた。岬の先端に立てば右に駿河湾、左に相模湾ということになるがリアス式海岸の断崖絶壁はちょっと怖いくらい。

今日の天候は予想してきた以上に青空が広がり嬉しい誤算。でもあちこち見学し西海岸を上ってくるほどに大気は霞み、遠くが見えにくくなってきた。(のちに中国からの黄砂の影響と知ったが。)雲見から駿河湾越しの富士山を見たかったけど今回はお預け。松崎、黄金崎は素通り、恋人岬でトイレ休憩に停まっただけとなった。
伊豆の国市、道の駅まで来たとき、このところご無沙汰していたけれど、ぴかり♪さん、☆さんちに電話。しばらくベル音が続いたあと、明るい声が聞こえてきた。

☆ぴかり♪さん ☆さん
突然の訪問も家の外まで迎えにでてくれました。初対面でちょっと緊張・・でもすぐに張り詰めてた気持が緩む。♪さん、山行きレポで拝見していた通り、すらっとスタイル抜群の美しい女性でした。
☆さんが気さくで話に加わってくれたのがうれしい。☆さんからは山歩きで写真撮影の裏話?など聞けて納得することも。話の途中、いく@しずおかさんのことを尋ねると、早速ピッ、ポッ、パッと電話を入れてくれました。
短い時間の対面でしたが、いくさんも会っていただけることになり、遅くなってはと、お暇することに。お見送りいただき、お別れとなりました。

教えていただいた住所をカーナビにインプット、いくさんちに向かいます。目的地近くなったところで車を降りた女房、不審者に間違われないよう恐る恐る表札を覗きます。暗いのでチャイムがわからずドアをトントン。どうやらかつとんより先に対面しちゃったようだ。

☆いく@しずおかさん
玄関を入ると、いくさんとすずさんがニコニコ立っていました。なんだかまともな挨拶なしの相変わらずダメなかつとん。どうぞお寄りくださいと勧めてくれましたが玄関で失礼しちゃいました。まずはお会いできて嬉しい。
いくさん、イメージしていた通り色白細面で綺麗なお母さん。若いのに、ちょっと話しただけで頭の良いしっかりした女性とわかる。ちょこんといくさんの横に立つすずさん、礼儀正しく挨拶もしっかりできる、賢くてかわいいお嬢さん。いくさんの子育て、素直に伸び伸びと育てられてるのがよくわかりました。ホテルの到着が遅くなってはと、また信州にいらした時、お寄りくださいの挨拶でサヨナラ。



居酒屋 わっしょい



カンパチと柔らかイカサシ




黒ムツの煮付け

サービスの生ビール

かにコロッケ



沼津駅2分と立地良いビジネスホテルにチェックイン。お願いしてあった時間より遅くなったので、食事はホテルお薦めの居酒屋へ。提携してるのかサービスの生ビール券2枚。女房はちょっと口をつけただけだから2杯は、かつとんの胃袋へ。無料は申し訳ないくらい。

旅先で、その地のお店に入るのは、なかなか良いもの。若い男女のグループ、なにが可笑しいのか大口をあけ、ケラケラ笑う女性がおもしろい。顔を真っ赤にご機嫌のサラリーマングループ。我が家も新鮮海の幸が美味しく、楽しい夕食となりました。




ビジネス ツインルーム

7階からの夜景



宿泊のホテルはユニットバスが少し小さかったけど、ぐっすり休むことができた。ネットで予約した特典は朝食バイキングが無料。しかも席についたところでアジの開きを炭火で焼いてくれるのが人気。料理も和洋20品ほど、味もよくゆっくり朝食をいただきました。

朝食後、女房は清水に住む妹に電話。出し抜けの電話だったのでびっくりした様子。三嶋大社にお参りしてから顔出しすることを約束。妹もぜひ寄ってほしいと嬉しそうな声が受話器から漏れてきた。



三 嶋 大 社



正面の大鳥居




神池にはマガモ

宝物館横の梅






大 社 御 殿



駐車場に車を停め正面に回って大鳥居を仰ぎ見ます。本殿に向かう石畳の両側は、まだ芽ぶきの気配もないが枝垂れ桜が続く。神池に架かる石橋を渡り厳島神社にまずお参り。総門をくぐった左手、社務所前の梅と神門脇、絵馬掛うしろの寒桜がきれいに咲いていた。

推定樹齢1200年といわれるキンモクセイの大きさには驚いた。秋、甘い香りの時期は凄いだろうと想像。御殿では家内安全をお願いし、健康祈願のお守りを購入。境内で求めた祝菓子「福太郎」は、草餅をこしあんでくるんであったが甘さ控えめで美味しかった。

昨年、体調を崩したとのことだったので心配した妹、元気になった顔を見て安心した。昼食をとるため移動したファミレスでも女房と義妹は積もる話に夢中だった。名残惜しかったけど、また逢いましょうということでお別れ。盛りだくさんで思い出がいっぱいできた二日間。魚市場で土産を買ってから家路に。



2008年3月3日・4日



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