南アルプス 鳳凰三山
薬師岳 観音岳 地蔵岳
(2.780m)・(2.840m)・(2.764m)
2007年8月1日 (2 日目)
薬師岳小屋4:15→4:30薬師岳5:30→6:10観音岳6:30→8:10地蔵岳分岐8:35→9:45高嶺10:00→11:10白鳳峠11:25→白鳳峠登山口14:35→15:10広河原16:00→夜叉神の森→白根IC→諏訪南IC→20:30自宅着

夜叉神峠登山口苺平薬師岳小屋白鳳峠広河原





薬師岳からの朝富士


2007年8月1日
二人で一枚の布団は、どうしても肩が触れるのが気になり熟睡できない。一旦目が覚めてしまった0時以降は、時計の針が進むのをじっと待つ感じで過ごした。布団の中では女房の手を探し指文字で3時起きで行動することを伝えた。

早朝の3時、この時を待ってたように一階部分の大半の人たちが一斉に動き始めた。二食分の弁当をザックに詰め、まだ真っ暗の中を一列になって団体さんが出発して行った。今日の夜10時までに広島まで戻らなくてはいけないとのことだから大変だ。




薬師岳から見るご来光

モルゲンロートの白峰三山



静けさが戻り、我々も外のテーブルで湯を沸かしての朝食。カップに入った「ナメコ汁」にカップ納豆。そして自家製キュウリの糠漬けと、コンビニで調達してきたブドウパンを半分づつ分け合った。起き抜けとしてはよく食べることができた。

ご来光は薬師岳で迎えようとヘッドランプを点け登った。でも山頂の東側には大きな岩峰があり見えそうもないことがわかった。ザックを下ろし一旦下って登り返す、中道ルートの岩山に駆け上がって待った。やがて奥秩父の峰々と大菩薩連嶺の間から真っ赤な太陽が昇ってきた。





観音岳に向けて稜線漫歩


薬師岳では雲海と光線で変わる風景の見事さに一時間も過ごしてしまった。先行したツアー登山者40人も弁当を食べながらなのでしょうか、観音岳の頂を埋め尽くす形で展望を満喫しているようだった。白砂に陽が差し込んできたのを契機に私たちも先に進むことにした。




八ヶ岳遠望

雲海と秩父連邦





観音岳に向かう稜線から振り返ると


薬師岳から観音岳に続く道はこの山域のハイライトだ。朝の爽やかな風を体全体で感じながら歩きます。観音岳山頂からの展望も凄いの一言・・。なにしろどちらを向いても遥か遠くまで鮮明に見えすぎる。二人で山座同定しながら、この天候に感謝した。





観音岳から地蔵岳間は変化に富む



オベリスクが近くなって

分岐から賽ノ河原へ





痩せた岩尾根の先には高嶺が


早川尾根への分岐にザックを下ろし、私だけ地蔵岳の基部まで行ってくることにした。賽の河原までは10分ほど下る。たくさんの子授け地蔵にはびっくりし、間近に見上げるオベリスクは、やはり大きくて圧倒された。分岐に戻ると同じルートをとると話されていた5人組が追いついてきた。

分岐から高嶺に向かうルートは痩せ尾根で岩とハイマツの間を縫うような道が続く。しかもアップダウンがいくつかあって気が抜けない。また高嶺からの下りは急な岩場がしばらくあり浮き石や落石に神経を使った。幅広い尾根になったあたりから広河原から入った人や早川尾根を縦走してきた人たちと頻繁に会うようになった。




倒木が多く荒れて

白鳳峠への下り

北岳が正面のゴーロ帯



白鳳峠手前になり男女5人パーティーにまたまた追いつかれた。遠くまで帰るのか13時25分のバスに間に合うように降りたいらしい。登りも弱いが下りも弱い我がチーム、16時のバスに間に合えば上出来と計画してたので先を譲った。危なっかしい2人と思えたか、それにしてもかんばりますねとお褒めの言葉をいただいた。そして颯爽と降りて行った。




林道まで来て、ほっとする

下部へ行くほど急峻だった

バス停までは30分



白鳳峠では長い下りに備えて腹ごしらえ。北岳を正面に見ながら下るゴーロ帯はなかなかの眺望だ。やがて樹林帯に入るが評判通り?倒木が登山路を塞ぐ。また鉄ハシゴやロープも出てくるが荒れた部分はそんなに長くなく広河原とつなぐ良いコースだと思う。ただ下に行くほど急傾斜で、登りにだけは使いたくないなあと思った。林道にでると、長丁場の歩きを成し遂げた満足感がじわじわと広がってきた。



2007年8月1日
To Maezawa



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