神奈川県 丹沢山系
檜 洞 丸 登 山
(ひのきぼらまる 1.601m)
シロヤシオツツジ
2008年5月26日
(1日目)
25日 自宅発22:45→26日 2:30西丹沢自然教室(車中泊)
西丹沢自然教室5:40→6:45ゴーラ沢出合6:57→展望園地8:05→石棚山分岐10:30→11:00・檜洞丸山頂・11:05→11:10青ヶ岳山荘(宿泊) |
■ 西丹沢自然教室●ツツジ新道登山口●石棚山分岐 ■青ヶ岳山荘 | |
2008年5月26日
花咲く季節に合わせ行きたいと思っていた檜洞丸。見ごろになったとのシロヤシオ(五葉ツツジ)情報に、早速皆さんのホームページを拝見し計画を練った。丹沢方面の山行きは、大山に続き鍋割山から塔ノ岳へと歩いた昨年2月以来だ。
登山口から標高差1000mの山は、我がチームの過去実績から5時間位かかる。そこで日帰りでは強行になっちゃうと考え、営業日以外でも解放されている青ヶ岳山荘に世話になることも想定、自炊食料持参の出発となった。←今回、自慢できるほどの食事でない (笑) |
横断幕が歓迎 |
ツツジ新道登山口 |
仮眠予定の西丹沢自然教室に着いたとき先着車が3台。早速シートを倒しベットメーキング。ぐっすり眠れるよう女房は小瓶に詰めてきたワインを、自分はささやかに発泡酒をいただき寝袋に潜り込む。これが功を奏し携帯のベル音で起こされるまで二人とも意識がなくなった。
登山計画書を提出し出発。右手に大きなキャンプ場を見ながら舗装された道を進むと10分ほどでツツジ新道の登山口。薄暗くチョロチョロ水の流れる沢に入るが、すぐに左手へ急な登り。この登りをちょっぴり頑張ると、あとは山腹につけられた緩やかな道が続いた。 |
水音が聞こえて間もなく広々とした河原が目の前に現われた。ゴーラ沢出合に着いたようだ。対岸には急な石段に続く登山道が見えたが渡る橋らしきものがない。さてどうしたものか・・。ちょっと上流へ赤いテープに導かれ上ると、なんとか石伝いに渡れる場所があった。 |
本格的な登りに |
後ろ姿ばかりの写真で能がない |
ツツジがおでまし |
ゴーラ沢出合から凡そ一時間、展望園地に着いた。ここは西側にポッカリ空いた空間があり遠くまで見える。目を凝らすと雲の上にちょっとだけ富士山の頭が見えた。これでは絵にならないなあと思いながらも写真を一枚撮ったところで厚い雲に隠れてしまった。 |
シロヤシオツツジ |
頭上はシロヤシオ |
トウゴクミツバツツジ |
なるほど葉が五葉 |
展望園地を過ぎ、黙々と我慢の登りが続くも、お目当てのツツジがなかなか現れなかった。未だか未だかと念じていたら、やがて散り落ちた花弁が足元に一輪、二輪。それからはルートに沿って右や左、そして頭上にと石棚山からのルート分岐までツツジの花盛りが続いた。 |
わぁっ、ここは真っ盛り
トウゴクミツバツツジ |
赤と白の競演 |
トウゴクミツバツツジはパッと眼に飛び込み華やか。初めて見たシロヤシオツツジは清楚で品があった。撮影でなかなか前に進まず後発の人たちは次々と追い越していく。石棚山コース合流から上部も咲いていたが、まだまだ蕾が多く、これから見ごろになると思われた。 |
山頂に近づくと年輪を刻んだブナの間を木道が続く。足元にはマルバタケブキとバイケイソウの濃い緑が広がる。バイケイソウの群落は他でもみたが、ここで見る数の多さに驚いた。そして最後の急登を頑張るとみなさんがくつろぐ山頂だった。 |
青ヶ岳山荘 |
食堂&自炊室 |
山頂には小さな祠といくつものベンチがあった。みなさん思い思いの場所でお弁当。時計を見ると計画より大分時間がかかってしまった。このまま日帰りはやはりきついかなと青ヶ岳山荘に降りた。小屋に入ると管理人不在時の注意書きがあったが、宿泊できるとわかり泊まることにした。
ザックを下ろし湯を沸かしての昼食。荷物を整理し壁に貼られた写真を見たり、のんびりくつろぐ。時折バイオトイレ利用者が小屋の横を通るだけで静かな時間が過ぎて行った。やがて谷間からガスの上がってくるのが見えたので写真撮影にと外へ出た。 |
ガスが流れて幻想的に
入れ替わり立ち替わりのように登ってくる人たちで賑わってた山頂も、時間とともに静かになっていった。一旦小屋に戻り冷えた体を温めようと布団に入り一休み、ちょっとウトウトしたようだが外は通り雨があったようだ。戸の開く音がしたあと若い男女が入ってきた。 |
残照に浮かぶ富士山 |
18:30 日没 |
夕方5時、窓の外は明るかったが早めの夕食。これまた湯を沸かせばの簡単メニュー。非常食用にと買ってあった『エビピラフ』と『緑のたぬき 小 』それに『チーズと辛っきゅう』。ただ山での一番のお楽しみ、ビールの担ぎあげを忘れ残念無念の休肝日となっちゃった。 |
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