山梨県 大月市
雁 ヶ 腹 摺 山
(がんがはらすりやま)1.874m

自宅発0:15→国道152号線→中央高速道諏訪IC→勝沼IC→真木小金沢線→3:15大峠5:45→7:00雁ヶ腹摺山7:10→8:30大峠登山口8:50→国道20号線→国道140号線→西沢渓谷11:40・渓谷散策・発15:40→国道140号線→中央高速道勝沼IC→諏訪IC→国道152号線→自宅着20:15

林道真木小金沢線 大峠登山口




山頂手前の展望地から



2005年10月24日
旧500円札の原図に使われた富士山は、昭和17年、雁ヶ腹摺山から撮影されたとのことである。今では使われることもなくなったお札ではあるが、昨年の高川山から、今年の大蔵高丸からハマイバ丸への歩きで目にした雁ヶ腹摺山へは、いつの日か登ってみたいと思っていた山でした。

早起きして出発の予定だからの言葉も、パッキングが終わった途端に寝る体勢にいた女房へ、これから行くよと急かしていた。相変わらずの気まぐれ親父には慣れたもので、愚痴も言わないできた女房であった。
(本当はしっかり文句を・・・)

このところの山梨方面行き定番ルートである国道152号線、杖突峠越えからの高速道路も、満天の星空を見上げては期待に胸が高鳴っていた。国道20号に降りてから真木信号を左折、集落のなかの狭い道を過ぎると真っ暗な林道は広く立派な道となった。この道でいいのかなと不安になりながら車を走らせた。




山頂はあと僅か

山頂の説明板



登山口となる大峠には5台の先着車があった。ちょうど月明かりの中、大きなカメラ機材を背負って出発する人がいました。私達は少し明るくなるまでとシートを倒し寝袋に入り仮眠をとった。セットした携帯目覚ましが鳴るまで気がつかなく寝てしまった。

熊除け鈴とヘッドランプをつけて出発も、歩き始めて間もなくランプの必要はなくなった。コースは整備されて歩き易く、多くの登山者やカメラマンが歩かれたようすでした。程なく雑木林の間から富士山の頭が見えて、昇り始めた陽の光で輝きはじめていた。

気持ちは逸るがジグザクで急な登りとなって足は進まずペースが落ちてしまった。撮影の終わった二人が素晴らしい写真が撮れたと上機嫌で降りてきた。山頂少し手前となるポッカリ開いたビューポイントは二人が三脚を立てれば一杯となるような狭い場所でした。





山頂直下のカヤト原



なんと素晴らしい風景なんでしょう。目の前には赤黄色に色づき始めた山肌と、その向こうには大きな富士山が頭に小さく雪をのせ優美な稜線で広がっています。左から鹿留山から高座山が、光を浴びて白く光る三つ峠山の電波塔が、その手前には滝子山が低く見えます。更に目を転ずると御坂山槐の山並が連なり、遥か遠くには南アルプスまで望むことができました。
ストックを一脚代わりで撮影に没頭した後は、あと僅かな山頂へとむかった。やはり展望の良い露岩を右に見て進むと、葉の散り始めたシラカバ林からカヤトの原と続きます。そして姥子山への標識の先を登りきると、周囲が木で覆われた雁ヶ腹摺山の山頂でした。

富士山方面だけは開けて見通しがよいが他の展望はないため、長居もせず下山することにした。早くからの行動だった為に大峠の登山口には8時30分に戻った。麓に降り甲斐大和の道の駅にて小休止のあと、色づき始めたとの西沢渓谷まで行って見ることにした。




秩父多摩甲斐国立公園
西 沢 渓 谷



最初の展望滝・三重の滝




最初は広々とした道

大小の滝が続く



西沢渓谷は全行程凡そ10km、標準周回タイムが3時間35分といわれています。往路にとる渓谷沿いの散策路では大小様々な滝が続いて魅了します。コースは整備されていますが狭い岩道の登り降りもあって侮れません。平日のこの日も多くの方が訪れて、片道2時間ほどを黙々と歩いていました。深い谷ですから奥へ行くほど紅葉も盛りでしたが、見頃はこれから、11月中頃まで楽しむことができるのでは感じてきました。




七ツ釜五段の滝の下部

深山は紅葉盛り



2005年10月24日 撮影



SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送