南アルプス (長野県・山梨県)
甲斐駒ケ岳登山
(かいこまがたけ 2.967 m)
9月6日自宅発8:15→9:00仙流荘横駐車場10:05===11:00北沢峠11:10→北沢駒仙小屋(昼食)11:30→12:12仙水小屋(宿泊
9月7日仙水小屋4:00→5:00仙水峠5:25→7:15駒津峰7:40→直登コース分岐8:25→9:25甲斐駒ケ岳9:50→摩利支天分岐10:17→11:20駒津峰(昼食)12:00→双児山12:50→14:45北沢峠15:00===15:50仙流荘→高遠さくらの湯→19:00自宅着

北沢峠 北沢駒仙小屋 仙水峠 摩利支天
地図はイメージです





ご来光・仙水峠にて( 9/7 AM 5:21 撮影 )



2010年9月6日
いつも女房と二人の山行きがほとんどだが、次男が一緒に登りたいと休みをとったことで親子三人の山行きが実現した。それならば家からも見える身近な山が良いだろうと選んだ山は甲斐駒ケ岳。私たちは八年ぶり二回目となった。

九月に入ると伊那市長谷の仙流荘横からでる北沢峠線は、夏の最盛期を過ぎたこともあり一番バスは7時。初日は仙水小屋泊まりのゆったりなので10時のバスに乗ることにした。バスは平日でもあり乗客は峠周辺を散策すると話されていた家族3人と私たちだけだった。

長衛荘前のバス停から凡そ10分、北沢駒仙小屋前で、おにぎりと沢庵漬の簡単昼食。八年前は太い木を組んだ丸太橋だったが立派な鉄橋にかわった橋を渡り北沢左岸へ。普段山歩きしてないから一番先にバテるかもと話していた息子は足が速く、たちまち見えなくなってしまった。

仙水小屋はプレハブ作りなので、お世辞にも立派な小屋とは言えない。でも登山者にゆっくり休んでもらいたいと限定30人の予約受け入りで心のこもったもてなしは八年前とかわらなかった。夕食はちょっと早い4時半からだけど前回にもまして豪華、一泊二日6500円は申し訳ない。




まずは仙水小屋へ

仙水小屋の夕食



2010年9月7日
3時に部屋の灯りが点き、3時半には朝食の用意ができたと呼びにきてくれた。真っ暗の中ヘッドランプをつけ御来光に間に合うよう仙水峠に向けて出発。峠まであと僅かとなったゴーロ帯ではルートの不鮮明なところがあり、5分ほど行ったり来たりの道迷いをした。

仙水峠から駒津峰までの標高差500mは急登一辺倒。前回登った時もこんなにきつかったかなと思うほど苦しい登りに感じた。標高が上がり、やがてハイマツ帯に入ると近づいてる台風の影響だろうか今まで体験したことのない風の強さで身体がふらつくほどとなった。

駒津峰では持ってきた防寒着をありったけ着て寒さをしのぐ。東側の上空はものすごい速さで雲が流れていく。この風のお陰か周囲の山々が綺麗に見え、甲斐駒の頂もガスに隠れることもなく優美な姿を目の当たりにすることができた。





甲斐駒ケ岳と摩利支天(駒津峰から)




仙丈ヶ岳と手前は双児山

鋸 岳(駒津峰から)



早川尾根の先は標高一位、二位の富士山と北岳




直登コース入り口

岩場の連続



あまりの風の強さに山頂は諦めようかとしばし迷うも無理だったら戻ればと先に進むことにした。それがアップダウンを繰り返し進むにつれ風が収まってきた。そして直登コースとの分岐、今回は好奇心もあり迷わず直登コースを登ることにした。

直登コースはマークもありわかりやすかったが、大きな岩の連続で足の短い女房を押し上げる場面が何度も。それでも直登コースゆえ、迂回コースより短い時間で山頂に立つことができた。山頂に立つとやはり達成感でなんともいえない気持ちになる。





山頂からの展望(八ヶ岳方面)



山頂からは厚くなってきた雲で遠くの山々は隠れてしまった。それでも前回はガスで見えなかった八ヶ岳や入笠山、それに諏訪湖もよく見える。普段知っている故郷の地形や街並みを、高い位置からぐるり同定することができた。こんなとき頑張ってよかったなと思う。





新旧の山ガール




六方石と駒津峰

北沢峠に向け出発



甲斐駒山頂から前後して歩いた静岡からの三人組。

駒津峰、双児山間で振り返る



帰りは巻き道を通ることにした。前回は踏み跡が多くわかりにくかったが、表示板やロープで整備されていて関係者のご苦労がありがたい。駒津峰から後先になった若い娘さん、鳳凰小屋でバイト中とかで、休みをもらってきたと摩利支天もピストン、その俊足には舌を巻いた。

駒津峰で湯を沸かし昼食、今回は夏の花は目にできなかったが登山道脇に風に揺れるトウヤクリンドウ。季節は夏から秋へ確実に替わって行く。15時のバスにどうやら乗れそうかもと北沢峠に向け出発する。双児山へはいったん登り返すが長い長い下りに入った。



2010年9月6日〜7日



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